最後に他クラスの生徒の作品を読む

もうすぐ終わる今学期の中1作文授業の記録。いよいよ最後の授業。

三学期・中1作文の授業がはじまる

2015.01.14

"Writing is thinking and rethinking on paper"

2015.01.15

専業コーチよりもプレイング・コーチになりたい

2015.01.24

悩みます、公共図書館の利用指導

2015.01.27

ミニレッスンで「時間間隔」を伝える

2015.01.29

今週は下書きの読み合い

2015.02.10

育てたい書き手像を、授業に反映したい。

2015.02.12

作文の授業に大活躍、大福帳!

2015.02.13

語りかけ一つで授業は変わる

2015.02.17

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2015.02.19

提出日直前、その後のことを考えていた

2015.02.24

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2015.02.27

中1作文授業の課題レポートを評価する

2015.03.08

レポートを返却。フィードバックの工夫を2点。

2015.03.11

前回のエントリで書いたように、この一週間は生徒にとっては作品集作りに向けた「書き直しの週」。金曜日にももう一度、最後の授業があった。目次に載せるタイトルやページ数の確認、まだ最終チェックが終わっていない生徒はそれをして、終わった子は他クラスの子の作品を読んで感想を書いていく時間。今回は予算の都合で作品集はクラスごとになるので、他クラスの生徒の作品を読む時間を少しでも確保したかったのだ。

本当だったら作品を読んで手書きでコメントを書くといいのだろうけど、クラスをまたがる形になるのでそれはできない。だから、感想はアンケートサイトを使って入力してもらい、それを僕が後日ウェブ上で公開して共有する形に。「どんな感想を欲しい?」とどのクラスでも聞いてから、「欠陥の指摘や改善のアドバイスは、まだこの後書き直す機会があるなら役に立つけど、もう完成した後なのでそれはいらない」という話をする。最後は気持ちよく終わりたいものね。

授業中、生徒たちはPCを使って他クラスの子の作品を読んで、感想を書いて…の繰り返し。パソコンを使うと味気ない気はするし、功罪両面あるだろうけど、ともかく作品や感想の共有は楽だ。手間をかけると尻込みしてしまうので、この一点だけはありがたい。ただ、授業設計としてはもう少し工夫の余地がありそうだ。まだ具体的にどこがどうというアイデアはないのだが、見ていて、もっと成長の種を撒ける方法があるのではという気がした。

写真

ともあれ、今回で授業は本当に全部終わり。午後には、作品集の表紙イラストを書いてくれた生徒と表紙上質紙の色やフォントなどを相談。10日ほどで納品の見込み。到着を楽しみに待っていよう。
 

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