[読書]教室に読者共同体を作るための具体的手立て。ジェラルド・ドーソン『読む文化をハックする』
今週末は勤務先の軽井沢風越学園で、木曜が締め切りだった生徒の提出作品を読んだり、年間の評定をつけたり。合間の気分転換にお風呂でジェラルド・ドーソン『読む文化をハックする』(Hacking Literacy)を読んだ。実は…
今週末は勤務先の軽井沢風越学園で、木曜が締め切りだった生徒の提出作品を読んだり、年間の評定をつけたり。合間の気分転換にお風呂でジェラルド・ドーソン『読む文化をハックする』(Hacking Literacy)を読んだ。実は…
8人の著者(春日美穂・近藤裕子・坂尻彰宏・島田康行・根来麻子・堀一成・由井恭子・渡辺哲司)が集った『あらためて、ライティングの高大接続』は、大学のアカデミック・ライティング指導に関わる研究者が、高大を接続するために「新入…
2月もなかば。学校である以上は、どこだって指導要録に記載する評価(観点別のABC)・評定(小学は3段階、中学は5段階)を書かねばならないのですが、実際の作業はなかなか難しいもの。そんな中、facebookで面白い資料を教…
話題の書『流行に踊る日本の教育』を読んだ。事前情報では僕の知人に絶賛する人も酷評する人もいたのだけど、実際に読んでみると、予想外に穏当な本だった。書き手のうち幾人かを知っていて、その人たちがみんな「一筋縄ではいかない人た…
ちょっと前になるけど、冬休みに藤原さと『「探究」する学びをつくる』を読んだ。著者の藤原さとさんは軽井沢風越学園のカリキュラムに協力してくださっている方でもある。1月6日に開催されたウェブセミナー「「探究」がある学校をつく…
生徒に紹介したいなあと思う本にまた出会った。森山至貴『10代から知っておきたいあなたを閉じこめる「ずるい言葉」』。著者はクィア・スタディーズを専門とする社会学者で、10代のヤングアダルト向けに書いた本は今回がはじめて。実…
昨秋11月、僕の筑駒時代からの研究パートナーである勝田光先生(東洋大学)が僕の授業を見学に来てくれました。この度、その時の見学記が風越のウェブサイトにアップされたので、こちらでも紹介します。 勝田先生の記事はこちら まず…
都会のトム&ソーヤ、怪盗クイーン、名探偵夢水清志郎….風越の子にも人気のヒット作を生み出す児童書作家・はやみねかおる。彼が書いた「文章の書き方」本を読んでみた。 3部じたての構成が素敵 この本の構成は全部で以…
久しぶりにゆったり読書できた冬休みを終え、軽井沢風越学園の新学期が始まった。今学期も色々とやりたいことはあるけど、最初の授業でやったのは、昨年11-12月にやった「ノンフィクション月間」(ノンフィクションを重点的に読もう…
この冬休み、読書猿さんの『独学大全』全752ページを一気読み。タイトル通り、独学のための百科事典である。この種の本としては異例の(前例もあまりなさそうなのでこの表現も変かな…?)ベストセラーなので、どんな本か…