作文における「子どもの評価基準」と「大人の評価基準」の相克の価値。
子どもと一緒に文章を書くことを日常的にしている作文指導者であれば、子どもが感じる文章の「良さ」と、大人が感じる「良さ」のあいだにけっこうな隔たりがあることはすぐにわかるはずだ。僕も、句会に参加すれば自分の作品が一次予選で…
子どもと一緒に文章を書くことを日常的にしている作文指導者であれば、子どもが感じる文章の「良さ」と、大人が感じる「良さ」のあいだにけっこうな隔たりがあることはすぐにわかるはずだ。僕も、句会に参加すれば自分の作品が一次予選で…
先週、WW/RW便りで、「AIが作家の時間で絵本を作ったら」という記事を読んだ。この記事ではAIがそのまま物語をつくることへの話だろうけど、作家の時間でのAIの具体的な応用場面の最たるものは、教師のカンファランスの代わり…
今週の水曜日、軽井沢町内教職員の合同研修があった。これは、官製研修にしては珍しく、町内教職員が自分のやりたい講座を開ける仕組みになっていて、僕は今年、ピーター・エルボウ『自分の「声」で書く技術』を監訳された岩谷聡徳さんを…
発売されたばかりの猪原敬介『読書効果の科学』は、間違いなく、今後の読書教育を語る上で基礎文献となる一冊だ。読書教育にとりくむ国語科教員や図書館司書は絶対に読むべき本で、「この本の内容を踏まえずに読書教育を語っても仕方ない…
中本順也『おうちでできる子どもの国語力の伸ばし方』は、こんなふうにすると楽しく国語の力を伸ばせますよ」と提案をする本。著者は中学&高校受験塾「すばる進学セミナー」代表であると同時に、ご自身でも小説を創作し、小学生が小説創…
風越学園では今週の木曜にアウトプットデイがあり、その翌日のふりかえりをもって第2タームのテーマプロジェクトが終わった。今回、僕は「音楽」を中心に、それに絵画の鑑賞をからめたテーマプロジェクト「わたしとあなたでつくる音」の…
もう10月もはじまって一週間たってしまったけど、2024年9月の読書まとめエントリ。今月はちょうど10冊の読書冊数だけど、そのうち7冊が登山系という偏りぶり。自分の関心がいまは国語よりも登山に向かってる感じ。そんな自分の…
以前に、「カンファランスとその記録をやめてみる」というエントリを書いたのだが、その後どうなったかというと、最近やっぱりカンファランスとその記録を復活させましたよ、というお話。 そもそも書かないと覚えられない……
完全な雑記エントリ。イギリスの大学に進学が決まった18歳の長女が、金曜日に渡英しました。もともと日本の高校でも寮生活だったとはいえ、近い場所にいたので、本当に巣立ちの時、親離れ・子離れの時です。在学期間は4年間(イギリス…
阿部学・伊藤晃一『授業づくりをまなびほぐす』(静岡学術出版)は、初版2017年。現在はすでに絶版となっており、Amazonなどでも購入が難しい。しかし、このたび、ある方のご厚意でお譲りいただき読むことができたので、ここに…