今週から学部生の授業が始まり、一気に大学図書館の利用者も増えてきた。先週までは、「欧米の大学生はみんな真面目なんて話をよく聞くわりには図書館人口が少ないな」と思っていたのだけど、そろそろ皆さんエンジンがかかってきたらしい。
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大学院の教育学研究科は今週もガイダンス的な授業が一回あるだけで、基本的には来週からの授業本格開始に備えて渡された資料を読む期間。で、困るのがメールで添付されてきたこの資料、つまり本や論文をコピーしたPDFファイルを読む方法である。他の学生はパソコン上でさらっとそのまま読んでる人が多そうだけど、 僕にはそんなことできる英語力がないし、かといってプリントしても整理しきれない(1ファイルが最大60ページくらいある)ので、A4サイズのPDFに整形したうえで、日本から持参したSONYのデジタルペーパーで読んでいる。素晴らしいよデジタルペーパー!
(参考)デジタルペーパー関連記事はこちら。
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この時、本の見開き2ページ分のコピーを1ページずつA4サイズに整形する作業が必要なので、備忘録代わりにその方法をメモしておこう。僕のパソコン環境はMacのOSX10.10.5 (Yosemite)だけど、Windowsでも似たような方法でできるはず。要は、AdobeのPDFリーダーを使って、PDFファイルをページ真ん中の線でページ分割した「ポスター」として仮想プリンタで印刷すれば、1ページずつのPDFファイルができあがるという次第。
なお、参考にしたのはこちらのサイト。
▷ MacOSX10.9以降で見開き頁を半分に分割してPDFに保存する
(KEINOSの日記)
こちらで紹介されてた「CUPS-PDF」という仮想プリンタはOSX10.10では使えないみたいだけど、その代わりに別の仮想プリンタ「VipRiser」をダウンロードすればOKだった。
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必要なもの
・Adobe Acrobat Reader DC (PDFリーダー)
・VipRiser (仮想プリンタ)
(1)上記二つのソフトをインストールする。どちらも無料ソフト。
(2)Macの「システム環境設定」→「プリンタとスキャナ」でVipRiserをプリンタとして追加する。
(3)VipRiserを起動しておく。
(4)AdobeAcrobat Reader DCで、整形したいファイルを開く。
(5) 「ファイル」→「プリント」を選び、「プリンター」でVipRiserを選択する。
(6)「ページサイズ処理」で「ポスター」を選ぶ。
(7)ちょうどページの間の中心線に点線が引かれてることを確認。
(7)そのまま「印刷」すると、デスクトップに分割されたファイルがポストスクリプトファイルとして保存されている。
(8)そのファイルをいったん開き、PDFファイルとして再保存すればOK。
こんな流れで、本の見開き2ページのファイルを無事に1ページずつにすることができた。興味のある方はぜひお試しあれ!
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先週後半から今週にかけては、こうやって1ページずつにしたPDFファイルをひたすら読んでる。ひたすら、とは言っても亀の歩みなのが悲しい。正直、授業についていけるのか不安です…。