『君の物語が君らしく』出版記念インタビュー、ごらんください。

先日の本日の午前中、淡路島在住のファシリテーター・青木将幸さん(マーキーさん)のお誘いで、『君の物語が君らしく 自分をつくるライティング入門』の出版記念インタビューをしました。青木さんは軽井沢風越学園の評議員でもあり、僕の授業も何度かご覧になっています。その青木さんが声をかけてくださって実現したインタビュー。本当に嬉しかったし、楽しかったです。

この本の3つの断章から

インタビューの中心は、マーキーさんが読んで印象に残った3つの断章をめぐってのおしゃべりです。

1つ目は、第3章の「発見のためのエクササイズ」の中の一節から。

書くことは、あなたの「中」にあるものを、「外」に出す営みではありません。むしろ、「外」にあるものを、書くことを通して、本当にあなた自身の「中」に取り入れることなのです。(p34)

2つ目は、第4章「自分の『物語』を書こう」の、「引っ掛かっている出来事について書く」のところから。

書くことは、祈りでもあると同時に、呪いにもなる。(p54)

そして3つ目は、第6章「もう一度『他者』と向き合う」で引用した、スティーヴン・キングの著作の中の言葉。ジョン・グールドという編集者の、キングへのアドバイスです。

「ドアを閉めて書け。ドアを開けて書きなおせ」(p88)

マーキーさんがピックアップしてくれた断章をめぐるおしゃべりは、とても楽しかった〜。こういうふうに具体的にピックアップしてくれると、「読まれた」という実感がわいてきます。ありがたい! これらの言葉をめぐって僕がどんなふうにしゃべったのか、興味のある方はぜひ動画をご覧ください

そして、マーキーが後半で言ってくれた、「若い書き手に対するリスペクトを感じる本」という一言は、特にとってもうれしかったなあ。そういうふうにリスペクトを持って接していたいな、と思っているので。

読まれた方、感想をお聞かせください!

インタビューの最後で言っているけど、本って読者がいないと「本」にならないんですよね。本を書く、出版するって、暗闇に向かってキャッチボールの最初のボールを投げるようなもの。だから、そのボールを受け止めてもらえて、返ってくるのが一番嬉しいんですよね。「ナイスピッチング!」でも、「ちょっとボール外れてた」でも「うーん、もうちょっとキレのあるカーブが欲しかった」でもいいのだけど、ボールを返してもらえると、本当にうれしいです。読んでくださった方、ブログ、note、Amazonやブクログ、読書メーターなどで、ぜひレビューをお寄せください。お待ちしています!

そして、このたびはマーキーさん、貴重な機会をくださって、本当に感謝しています。この場を借りて、改めてお礼を申し上げます。

 

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