仕事に追われてブログを書けてない….。読み書きも習慣が力になるところがあるから、このままじゃ良くないな―と思って、短めでも、雑記的でも、今朝のすきま時間で書くことに。昨日、講師をひきうけた「作家の時間」の研修会のお話です。
ご縁のある学校での研修講師
昨日、軽井沢町立小学校で、「作家の時間」(ライティング・ワークショップ)の研修講師をした。この学校、2019年から僕がお世話になってて、けっこう通わせてもらい、「一日担任体験」をさせてもらったこともある。
あと、開校初年度にこの学校から派遣されたスーパーティーチャーのRさん、そして別の公立小から派遣された若手教員のHさんの2名と一緒にホームをもてたことは、小学校教員未経験の僕にとって本当に大きな経験だった。去年も、この学校から派遣された同僚のAさんと一緒にテーマプロジェクトをつくって浅間山に登ったりして、個人的には深い縁を勝手に感じている学校だ。正直、この学校からなにか頼まれたら断ることは考えられない。
「作家の時間」実践者の先生方のお話がステキ!
昨日の研修は、「作家の時間ってなにをめざすの?」というレクチャー編と、すでに西部小学校で「作家の時間」を実践している先生方との鼎談と、今年、僕が作家の時間の導入でつかった「運だめ詩」(ラッキーディップ)の体験という三部だて。
レクチャー編は…なんかあまり手応えなかったな(笑)ちょっと情報量が多すぎたのかも。「作家の時間」にはじめて出会う先生方に短時間で作家の時間について説明するとき、どのくらいの情報量がいいんだろう。こんど研修経験豊富なKAIさんに聞いてみよう。
でも、すでに西部小で「作家の時間」を実践されてる2名の先生方との鼎談は、とても素敵だった。「そもそも作家の時間をやってみたいと思ったのは?」「不安はありませんでしたか?」「やってみて、最初はどう感じました?」「どんな壁にあたりましたか?」「作家の時間の魅力って、ひとことで言うとなんですか?」「同僚の先生方に伝えたいことは?」….などの事前打ち合わせなしの質問に、まっすぐに答えていただいた。やっぱり、実際に実践している同僚の言葉って、力がある。学校の先生たちの良好な関係性もあるのだと思う。まっすぐな言葉に載せたまっすぐな思いを、同僚の先生方にまっすぐに受け止めてもらえた感触があった。この企画を研修会の中心に据えたじぶん、えらい。おかげで、このあとの「運だめ詩」体験も、なごやかにすすんだ。まあ、これは楽しいに決まっているので、省略。
地域で広がる「作家の時間」の輪….
この学校で、このお二人からはじまって「作家の時間」の輪が広がるといいなあと思う。1年から6年までいる学校で、異学年で書くのを楽しんだり、読むのを楽しんだりする文化がつくられたら、とってもすてきだ(それはもちろん、風越でも挑戦中のことでもある)。町内のもう一つの公立小には、前述の頼れる同僚だったRさんとAさんが今年から赴任したので、そこでも「作家の時間」を広げてくれるだろう。さらに、お隣の御代田町にも「作家の時間」にチャレンジしたい先生がいて、昨日の研修会で出会って勉強会に入ってくれた。
こうやって、地域で「作家の時間」の輪が広がることは、この実践の魅力を感じている僕にとって、とても嬉しいことだ。そのためにはどんな貢献もしていきたい。一緒に実践している先生たちとは、町の図書館に、学校共同でつくった作品集を展示させてもらえないかとか、そんな話もしている。いつか、かたちになるといいな。