今回はとても私的な記事更新を。結婚記念日を、13回目にして初めて外国で迎えました。3月3日は日本ではひな祭り。イギリスではNational Book Dayでした。図書館でも児童向けのイベントが各地で開催されているらしく、子供たちの通う小学校でも、「本にちなんだコスプレをして学校に行く日」という謎の習慣が。
「一緒に過ごす時間の長さ」の大切さを実感
13年一緒にいると山あり谷ありなわけだけど、ここエクセターに来てからの夫婦関係はとても良好。30代で一番楽しい期間を二人で過ごしています。やっぱり、いくら勉強で追われているとは言っても自分が自由にできる時間が増えたので、妻とコミュニケーションを取れる時間や、家族皆で一緒に過ごせる食事の時間が増えたのが大きいと思う。
僕にとっては家族の存在がとても大切なことも、家族と良い関係を築くためには単純に「一緒に過ごす時間の長さ」が必要なことも、よく実感できた半年でした。その点では、帰国したら長時間労働のせいで夫婦が一緒に過ごせる時間が確実に減ることが、とても残念です。かといって海外で働けるスキルも持ってないから仕方ないんだけど…。
またこういう時間を過ごしたい
帰国後は、せいぜい「家族を犠牲にして仕事一筋」モデルからは頑張って遠ざかりたいです。「プライベートを犠牲にして生徒のために尽くすのが良い教師」観の人とは距離をとって過ごしたいと思います。人生は限られているし、妻と一緒にいられる時間は、さらに短いので。僕は人生を楽しく生きて、死ぬ時にできれば(まだ元気でも、先立っていても)妻に感謝して死にたいよ、と思います。それが僕にとっての幸福な人生の終わり方だと思う。結婚して13年経ってそう思えるのはありがたいことだし、いつまでもそう思えるようにありたい、とも。
子育てが終わって50代か60代で、もう一度、今度は妻のやりたいことに僕が付き合う形で、こういう時間を過ごせたらいいね、と話をしています。夢物語のようだけど、この留学だってちょっと前までは夢物語だったんだから、実現できたらいいな。それまで夫婦ともに元気でいられますように。