イギリスで誕生日を迎えました。40歳一歩手前の年齢です。
そういえば去年の誕生日の翌日のブログエントリで「留学するよ」ということを書いたんでした。授業担当クラス以外の生徒に明かしたのは、それが初めてかな?しばらく(おそらく生徒からの)アクセスが多かった気がします。なんだかあっという間の一年です。
目次
30代で最良だったこの一年
何度か書いているけど、この一年は間違いなく、30代で一番幸福な一年でした。家族と一緒に過ごす時間が増え、新しく学ぶことにも自分なりに精一杯チャレンジできました。研究方法について、そして日本にいた頃は全然わからなかったライティング研究について…。多くの収穫を得られました。
子供たちもこっちの生活が本当に楽しそうで、英語の読み書きの力が本当に伸びているし、我が家の精神的大黒柱の妻はといえば、これまでにない社交性を発揮して、カフェや図書館でバイトしつつ、英語や中国語や韓国語を習ったり(これから一ヶ月はスペイン語もやるらしい…)、逆に家庭教師で日本語を教えたりとフル活動。子供同士が遊ぶきっかけになるイベントも各種企画してくれて、いやあ本当にすごい。
もうすぐ40代、自分はこれからどうしたい?
家族全員が、後ろ髪を引かれる思いで近づく帰国を視野に入れています。この一年、思いきってイギリスに来たわけだけど、本当に来てよかったと思います(お金はなくなったので、我が家には持ち家という選択肢はもうありえないけど!)。今の自分にできること、できないことを含めて、自分を見つめ直す時間にもなりました。これから自分がどうしたいのか、やりたいことを実現するには何をすべきなのか、新たに色々と思うこともあって、今年は40歳を前にたくさん迷うことになりそうです。
5年前のメールに励まされる
この前、たまたま過去のメールを検索していたら、2010年にある人に宛てたメールで、「いまナンシー・アトウェルの本を読んでる」「すごい人だと思うので、いつか会いにいけたら」「現状の英語力がひどいから大きな声で言えないけど、作文教育の勉強をしに留学したい」ということが書いてありました。うん、実現してる。やるじゃん。って思った。英語力だって、今もまあ酷いもんなんだけど、5年前よりは確実に進歩してるんだよね。曲がりなりにも留学できて、それなりに学べてるんだもの。願って頑張れば実現するほど世の中甘くないけど、願って頑張れば実現することもある。5年前の自分が書いたメールに、ちょっと励まされました。
小さなことをこつこつと
僕には特別な才能も頭の良さもないので、「大きなこと」を成し遂げるのは無理だし、またその気もないです。「これさえやれば確実にみんなが作文好きになる魔法の方法」にも興味はありませんし、そんなものがあるとも思えません。でも作文教育に自分のフィールドを絞って、学ぶことを楽しみながら、小さなことをこつこつと積み重ねていきたいと思います。このブログはあくまで自分用の備忘録がメインだけど、それでも良い方は今後もどうぞお付き合いください。