デジタルペーパー体験会に行ってきた

第一印象を下記のエントリで書いたソニーのデジタルペーパー、土曜午前中に品川での体験会に参加してきたので、続きを書いてみる。今回はデザイン変更などのファームウェアアップデート後の機種を使わせてもらえた(今回はβ版で正式なアップデートは11月中旬とのこと)。

SONYデジタルペーパーDPT-S1の第一印象

2014.10.21

FullSizeRender

これが、使い勝手が向上してて好印象!たとえば、これまではページ上部にあったペンの切り替えツールバーが左端に移っている。これにより、ペンを右手に持ったまま、デジタルペーパーを持っている左手でツールバーを操作できるようになった(左利きの人はツールバーを右端に設定できる)。また、タッチペンのサイドボタンにはこれまでハイライトが割り当てられてたけど、今度は消去も割り当て可能になって、書いてすぐに消せるようになった。この2つはとても良い改善! ほかにも、ペンの書き心地や、画面のリフレッシュ速度なども若干改善されているらしい。発売後のフィードバックを着実に活かしてるなあという感じがする。

体験会ではソニーが提供する学習支援ソリューションを使った模擬授業も受けた。配信されたファイルを開いたり、ノートに書き込んで先生役の人に送信したり、先生役の人がそれに書き込んでまた生徒に送信したり….という流れを経験。これはまあ、ふんふんという程度。率直に言うと、iPadのShowbieを知ってると感動しないなあ。あちらは「教師が生徒のファイルを添削してアップロードすると、生徒にメールで通知が行く」システムだからね。

 ▷ Showbie|宿題管理の悩みをスムーズに解決してくれるiPadアプリ (ednity blog)

体験会後にエンジニアの方に教えてもらったのだけど、ソニーの学習支援ソリューションを使わなくても、WebDAVを使うとサーバーと通信可能になるらしい。正直「WebDAVって何?」状態なのだけど、DropDAVというDropboxに対応したWebDAVがあるらしく、それを使えばDropboxとデジタルペーパーで通信できる模様。これはぜひ試してみたい。

とまあ、色々と使い勝手が向上しているデジタルペーパーだけど、難点はやはり10万円というお値段。こういうのって市場で競争がすすめばすぐに安くなりそうだから、もし買うにしてもそれを待って次のモデルを買いたいところ。

とはいえ、こういうニッチ製品に「次」があるのか。売れるのか。というわけで全国の中高大の先生方、ぜひこの商品で学生生徒さんのレポート指導に励んでくださらないでしょうか…。

 

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