電子書籍端末としてのデジタルペーパー

現在お借りしている最中のソニーのデジタルペーパー。

 

SONYデジタルペーパーDPT-S1の第一印象

2014.10.21

デジタルペーパー体験会に行ってきた

2014.10.26
今日、ファームウェアアップデートが行われた新バージョンを担当の方が持ってきてくれた。体験会でも触っていたけど、やっぱりじっくり触って書き込みもしていると、細かい部分での改善を実感する。

写真

前は上か下にあったツールバーが左端に移ったことで、端末を持っている左手の指をのばすだけでペンの切り替えができるようになった。他にも操作の手順がかなりシンプルになって、地味だけど大きな改善ばかり。

せっかくなので、滑川道夫『日本作文綴方教育史1/明治篇』を入れてみた。もともとは400ページくらいなので持ち歩く気になれない本なのに、PDFにしてデジタルペーパーに入れれば家に持ち帰って布団の上で寝転がって読めるんだからうれしい限り。マーカーも引けるし書き込みもできる。e-inkの鮮明さや精細さは、ちょっと前の世代のKindleやReaderと同等で、最新のKindleにはやや劣るけど、そんなに気にならない。

Kindle好きの人は知っていると思うけど、Kindleにも以前KindleDXという9.7型ディスプレイの端末があった。しかし全く新商品が出て来ないままラインナップから消えてしまい、現在では、文庫本と同じ画面の大きさの6型のサイズだけが改良されている。そして自炊派の僕にとっては、6型の端末は単行本をPDF化したファイルを読むには小さすぎるのである。

その点、このデジタルペーパーは日本で発売されている(おそらく)唯一の大画面の電子書籍端末になる。しかも、手書きでメモが書き込めるのだ。電子書籍端末には興味があるけど今のKindleやReaderじゃあ画面が小さくて…という人にはうってつけだと思う。ただし、10万円かかるんだけどね….(^_^;)
 

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