[読書]「読解力」をめぐる、アプローチの違う2冊の対話本。犬塚美輪「生きる力を身につける14歳からの読解力教室」&村上慎一「読解力を身につける」
つい最近、「読解力」についての2冊の本が出た。犬塚美輪『生きる力を身につける14歳からの読解力教室』と、村上慎一『読解力を身につける』である。どちらも「読解力」と銘打っているが切り口が全く違っていて、読み比べが面白い。 …
つい最近、「読解力」についての2冊の本が出た。犬塚美輪『生きる力を身につける14歳からの読解力教室』と、村上慎一『読解力を身につける』である。どちらも「読解力」と銘打っているが切り口が全く違っていて、読み比べが面白い。 …
子どもの言葉の力を伸ばすことに関心のある子育て中の方、幼稚園や小学校で言葉の教育に関わる方、必読本が出ました。言葉の発達について数々の本を書かれてきた今井むつみ先生の新刊は良い本だぞー。 これまでも学習や言語発達について…
中村敦雄「国語科教育における能力主義の成立過程」を読みました。読みの指導において「能力」がどのように定められ、指導されてきたかを論じる国語科教育史の本。本文でも650ページする本なので軽く目を通すだけのつもりが、面白くて…
40歳もとうに過ぎたこの歳になって、いまさら学校文法の勉強をしています。と言っても、研究的な勉強じゃなくて、恥ずかしながら本当に「お勉強」なんです。こんな中学生用のテキストを使って…(笑) 今日はそんなエント…
ご自身も不登校の当事者だった貴戸理恵さんは、不登校問題を軸に「コミュニケーション能力」と言われるものについての論考を書き続けている。『「コミュニケーション能力がない」と悩む前に』で、本当は人と人の間に発生するはずの「コミ…
しばらく前のこと、「百ます計算」で知られる陰山英男氏(立命館大学教授)が、さる食事療法の効果を強調する文脈で、「感動エビデンス主義」という新語を提案し、それを批判する多数の人が、この造語を揶揄することがあった……
先日、国語教育に携わるある方から「読解力の低下には国語の総時数の低下が影響しているのでは?」ということを聞きいました。その時は「あ、そうでしたっけ?」レベルの返事しかできなかったので、これを機会に戦後の学習指導要領での国…
ここのところブログを放置中ですが、主な理由は前エントリで書いたように、ブッククラブ用に購入する本の選定のためにひたすら読書しているから。児童書が中心だし再読もあるとはいえ、数えたらこの2月だけで50冊読んでた。頑張ってる…
このところ、一日1冊を超えるペースで読書を続けています。理由は、風越学園の国語の授業で実施予定のブッククラブ用の本を選書するため。単に「良い本、読んでほしい本」と「ブッククラブ向きの本」の違いとか、考えることが色々とあっ…
教育の世界でもあちこちで聞くようになった「非認知能力」(非認知スキル)。ペーパーテストで測れるような、言語や数字を中心にした「認知能力」とは別に、「目標や意欲、興味・関心をもち、粘り強く、仲間と協調して取り組む力や姿勢」…