[読書]文末表現に特化したユニークなレトリック本。瀬戸賢一「書くための文章読本」
新年のレビュー第一弾は、レトリックの研究者として知られる瀬戸賢一さんの新刊「書くための文章読本」。これまで色々な文章読本がありますが、「文末表現」に焦点を絞った、とてもユニークで詳しいレトリック本でした。同じ瀬戸さんの「…
新年のレビュー第一弾は、レトリックの研究者として知られる瀬戸賢一さんの新刊「書くための文章読本」。これまで色々な文章読本がありますが、「文末表現」に焦点を絞った、とてもユニークで詳しいレトリック本でした。同じ瀬戸さんの「…
2019年が暮れる夜の、振り返りのエントリ。仕事に生活に変化の大きかったこの一年。正直に言うと、今もまだもがいてます。 4月に前任校の母校を離れて長野県へ。環境の変化についてはそれなりに覚悟をしてやってきたつもりなのです…
ウェブサイトの「カリキュラム」で書いてある通り、軽井沢風越学園は、幼稚園から小学2年生までの「前期」と小学3年生から中学3年生までの「後期」に分かれます。後期の国語はライティング&リーディング・ワークショップを中心に展開…
小学校の国語ではかなり大きな割合を占める漢字学習。軽井沢風越学園ではどうしよう…という問題を、引き続き考え中(下記エントリ参照)。 そんな中、軽井沢・佐久地域の小学校の先生と開いている定例の勉強会「柏屋の会」…
先日、超遅まきながら、10月の学会シーズンに収集した資料を整理しました。10月中旬のアメリカの国際リテラシー学会で参加した、ローラ・ロブ(Laura Robb)のセミナー。ローラ・ロブは、アメリカで4年生~8年生を40年…
僕の住む長野県御代田町は、本格的な冬の一歩前。最低気温が氷点下の日も増えてきたけれど、「寒くなりましたねえ」と地元の人に話しかけると、「こんなもんじゃないですよ、今は外で息ができますから」と驚きのお返事をいただきました。…
ベネッセが、「読書履歴を活用したデータ分析」というコーナー内で、10月25日に読書の実態調査についてのニュースレターを出していました。一ヶ月遅れながらご紹介します。 [ad#ad_inside] 「幅広い読書」の効用につ…
ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』は、本屋大賞ノンフィクション大賞をはじめとして、複数の賞を授業している今年評判のノンフィクション。イギリスのブライトンで「元底辺中学校」に進学した息子さんとの…
「結局人は論理では説得されないよね」という下記の本を読んでから、また少し「論理」が気になっています。 もともとこの話題には引っかかりがあって、過去には、こんなエントリも書いているのでした。 それで、10月27日に実施され…
自分の意見を相手に伝える時、例えば科学的な研究結果など、信頼性の高いデータを用意して相手を説得する。国語の意見文や討論のモデルでもよく見るこの構図は、実際には機能しないことも多々あります。意見の異なる相手が、論理やデータ…