[読書] ジジと灰色の男たちがいとおしい。ミヒャエル・エンデ「モモ」
先日、横浜で開かれている「大人のブッククラブ」に参加した。このブログでも何度か出てくるけど、「読書家の時間」の執筆者でもある先生たちが中心になって開いている読書会だ。 今回の課題本はミヒャエル・エンデ「モモ」。僕自身は3…
先日、横浜で開かれている「大人のブッククラブ」に参加した。このブログでも何度か出てくるけど、「読書家の時間」の執筆者でもある先生たちが中心になって開いている読書会だ。 今回の課題本はミヒャエル・エンデ「モモ」。僕自身は3…
もしあなたが授業でレポート課題を出す教師であるなら、成瀬尚志(編)「学生を思考にいざなうレポート課題」は必読だ。世の中に、学生向け「レポートの書き方本」は数多いけれど、教師向け「レポート課題の出し方本」はほとんどない。そ…
2020年の大学入試改革とともに近年語られることの多い「国際バカロレア」。坪谷ニュウエル郁子さんの『世界で生きるチカラ 国際バカロレアが子どもたちを強くする』は、その「国際バカロレアってなんなの?」という疑問に答える一冊…
岩瀬直樹さんとちょんせいこさんの新刊「『振り返りジャーナル』で子どもとつながるクラス運営」を読んだ。振り返りジャーナルのコツを豊富な実例付きで紹介してくれている本である。僕は、「振り返りを書く」という作文教育的関心もあっ…
探究型のプロジェクト学習や国際バカロレアというキーワードが踊る最近の教育の世界なのに、なかなか学校のカリキュラムと関われない学校図書館。個別には頑張っている学校司書や司書教諭の皆さんがいても、探究の拠点となるべき学校図書…
「お父さん、これ読んでみて!死ぬまでに読まないと絶対に後悔するから!」あすこま家の小5娘がそう言って強力に推薦してきたのがマイケル・モーパーゴの『月にハミング』。読んでみたら、モーパーゴらしい、とても美しい「再生」の物語…
今日はライティング・ワークショップなどの小説創作の授業で役立つような、2000字以下の物語が載っている本をご紹介します。2000字というのは、おおよそ文庫本で4ページ程度の短さ。短い時間ですぐ読め、そのぶん授業での使い勝…
最近、文科省の「推し」が目立つ国際バカロレア。当初は僕には関係のない話と思っていたのだけど、たまたま最近、国際バカロレア校関係者の方の授業見学を受け入れたり、国際バカロレア認定校の図書館を訪問したりと、なんとなく身近にな…
恩田陸『蜜蜂と遠雷』は、国際ピアノコンクールに挑むピアニストたちの群像劇。読書中に直木賞受賞のニュースが飛び込んできたけれど、それも納得の面白い小説だった。 恩田陸『蜜蜂と遠雷』特設サイト http://www.gent…
『公教育をイチから考えよう』の読書会(下記エントリ)の流れで手に取った苫野一徳さんの『どのような教育が「よい」教育か』。この本こそ、公教育をイチから、いやゼロから考えている本だった。とても好きな本なので強力にオススメする…