[読書] 主人公を突き放した筆致がいいな。住野よる「よるのばけもの」
「君の膵臓をたべたい」「また、同じ夢を見ていた」に続く住野よるの第三作「よるのばけもの」を読んだ。なかなか面白い作品だったし、生徒も読んでいる人が多い作家なので、感想を書いてみたい。 [ad#ad_inside] うまく…
「君の膵臓をたべたい」「また、同じ夢を見ていた」に続く住野よるの第三作「よるのばけもの」を読んだ。なかなか面白い作品だったし、生徒も読んでいる人が多い作家なので、感想を書いてみたい。 [ad#ad_inside] うまく…
過去にこのブログで何度か書いているが、現時点での僕は作文教育でのルーブリックの利用に消極的だ。もともと僕が影響を受けたライティング・ワークショップの実践者には、ナンシー・アトウェルをはじめルーブリックの利用に消極的な人が…
これまでこのブログでは、読んだ本のうち教育系の本を中心に載せてきたのだけど、今年度は中高生が読む本をもっと本腰入れて読み、このブログで簡単に感想を書く、という目標をたてました。去年秋からの流れで読書教育に力を入れたいし、…
苫野一徳さんの新刊「はじめての哲学的思考」を読んだ。苫野さんがご自身の哲学的思考の「技術」を惜しみなく紹介した本だけに、哲学的に考えるためのコツがふんだんに盛り込まれている。それを読んでるだけでもふむふむと参考になるし、…
以前のエントリで触れた「大人のブッククラブ」の「モモ」読書会。実はこの日、課題本が児童書ということで、あすこま家の新小6娘も参加していた。ところが、娘の読み方は僕の読み方と全然違っていたのである。今回はそこから考えたこと…
「日本三大急流の中で最も流れが急なのはどこか?」「ウルトラマンは本当に3分以内に敵を倒しているのか?」などなど、身近な謎についてまじめに調べた楽しい本。かつて週刊文春で連載されていたコラム「ホリイのずんずん調査」から10…
先日、横浜で開かれている「大人のブッククラブ」に参加した。このブログでも何度か出てくるけど、「読書家の時間」の執筆者でもある先生たちが中心になって開いている読書会だ。 今回の課題本はミヒャエル・エンデ「モモ」。僕自身は3…
もしあなたが授業でレポート課題を出す教師であるなら、成瀬尚志(編)「学生を思考にいざなうレポート課題」は必読だ。世の中に、学生向け「レポートの書き方本」は数多いけれど、教師向け「レポート課題の出し方本」はほとんどない。そ…
2020年の大学入試改革とともに近年語られることの多い「国際バカロレア」。坪谷ニュウエル郁子さんの『世界で生きるチカラ 国際バカロレアが子どもたちを強くする』は、その「国際バカロレアってなんなの?」という疑問に答える一冊…
岩瀬直樹さんとちょんせいこさんの新刊「『振り返りジャーナル』で子どもとつながるクラス運営」を読んだ。振り返りジャーナルのコツを豊富な実例付きで紹介してくれている本である。僕は、「振り返りを書く」という作文教育的関心もあっ…