[読書]「らしさ」を全部あきらめない。学びのプロセスを開いた著者らしい誠実な本。佐々木陽平『わたしらしくつくる算数・数学の時間』
佐々木陽平さんの『わたしらしくつくる算数・数学の時間』を読んだ。陽平さんは僕の前任校・軽井沢風越学園の算数・数学のスタッフなので、元同僚でもある。だから、これから書く記事は客観的なレビューでは全くなくて、個人的なエピソー…
佐々木陽平さんの『わたしらしくつくる算数・数学の時間』を読んだ。陽平さんは僕の前任校・軽井沢風越学園の算数・数学のスタッフなので、元同僚でもある。だから、これから書く記事は客観的なレビューでは全くなくて、個人的なエピソー…
ジョナサン・ハイト『不安の世代 スマホ・SNSが子どもと若者の心を蝕む理由』(西川由紀子訳、草思社)を読んだ。読んだのは8月の上旬なので、ずいぶん前になってしまったのだけど、なるほどと思う箇所が多々あって面白い本だったの…
三藤恭弘『「物語る」力をつける国語教科書』は、小学校での物語創作の実践と研究に尽力してきた著者の、(あとがきの記述によるとおそらくは)いったんの集大成となる本だ。これまで著者は研究書である『「物語の創作」学習指導の研究』…
ブログにアクセスできなくなってだいぶ間があいてしまい、久しぶりの更新です。今回は読書レビュー。近年、猪原敬介さんや飯田一史さんなどが読書に関する本を出されていますが、それにもう一冊加わりました。桜井正成さんの『読書スタデ…
渡辺貴裕『教師のためのリフレクションと対話』は、様々なシステムに抑圧されがちな「わたしの感覚」を肯定することを起点に、授業や研修の在り方を見直そうという、とても提案性に満ちた本だ。人間に対する信頼にあふれた本でもある。僕…
新発売の本の紹介です。猪原敬介『科学的根拠(エビデンス)が教える 子どものすごい読書』は、読書研究を専門とする教育心理学者の著者による、家庭向けの読書教育指南本。ここ10年程度で明らかになってきた「語彙が増える」以外の読…
しばらく前に、Twitter(X)で、読書研究がご専門のある先生が内田義彦『読書と社会科学』を読んで激賞していらした。初版はちょうど40年前の1985年。いわゆる「黄版」の岩波新書である。実は僕も20年前にこの本を読んで…
勤務先の軽井沢風越学園56年生には定期的に「デジタル・シティズンシップ」の授業があって、スタッフで分担しながら授業を作っている。先日その「デジシティ」の授業でYouTubeやROBLOXがユーザーを惹きつける仕組みを学ぶ…
これはいい本だ。渡辺貴裕『小学校の模擬授業とリフレクションで学ぶ授業づくりの考え方』には、教師が自分で成長していくにはどう学んでいくといいのかを考えるヒントがたくさんある。中核はタイトルにある「模擬授業」だが、同じ模擬授…
鳥羽和久さんは、長年学習塾を経営している経験をふまえての教育論でよく知られている。ベストセラーの『おやときどきこども』『君は君の人生の主役になれ』はもちろん、最新刊の『それがやさしさじゃ困る』も早くも評判だが、それを読む…