[読書]「作り出す喜びと誇り」が中核にある文化共同体を育てる、卓越した実践とその思想。ロン・バーガー『子どもの誇りに灯をともす』
ロン・バーガー『子どもの誇りに灯をともす』(原題An Ethic of Excellence)は、卓越した美しい作品をつくり上げる姿勢=「クラフトマンシップ」の文化を中核においた学校づくりの本である。まず言っておくと、こ…
ロン・バーガー『子どもの誇りに灯をともす』(原題An Ethic of Excellence)は、卓越した美しい作品をつくり上げる姿勢=「クラフトマンシップ」の文化を中核においた学校づくりの本である。まず言っておくと、こ…
ヤナ・ワインスタイン、メーガン・スメラック、オリバー・カヴィグリオリ『認知心理学者が教える最適の学習法』(原題Understanding How We Learn)は、原題や邦題があらわすように、私たちがどのように学ぶの…
安斎勇樹・舘野泰一『パラドックス思考』を読んだ。「あれかこれか」の二者択一が溢れる中で、一見矛盾した「Aもしたいけど、その反対のBも必要だ」というパラドキシカルな感情をどう飼い慣らし、二者択一に陥らないかをテーマにした、…
David Leeの Design Thinking in the Classroom:Easy-to-Use Teaching Tools to Foster Creativity, Encourage Innovat…
3月最初の更新は、2023年2月の読書。快調に読めた1月が終わると、さっそく読書量が減ってしまった(笑)うーん。実際余力のなかった月だから仕方ないと思いつつ、もう少し読んでいきたいなあ。読んだ本は10冊、ギリギリ2桁でし…
今さら、と言っていいだろう。恥ずかしながら、をつけてもいいかもしれない。野口芳宏『名著復刻・作文で鍛える』を読んだ。初版は35年前の1988年刊行の復刻本である。僕は国語教育者としてつとに知られる筆者の本を読むのもこれが…
ブログ更新が遠のいていました。いつも更新する週末に雪山にお出かけしていたのが原因です….。もう1週間たっちゃったけど、月の最初の更新は前月の読書記録。1月は年末年始のおかげで毎年読書冊数が多い月だけど、202…
『君は君の人生の主役になれ』で知った鳥羽和久さんの前著にあたる、鳥羽和久『おやときどきこども』を読んだ。『君は君の人生の主役になれ』で感じた筆者の子ども(そして、いまだに未成熟な親自身)への視線の温かさなどは、本書でも共…
青山新吾『エピソード語りで見えてくるインクルーシブ教育の視点』を読んだ。今回この本を読んだきっかけは、僕も参加させてもらっている、横浜の『読書家の時間』の編著者の先生方を運営の中心とする「大人のブッククラブ」である。著者…
首藤久義『国語を楽しく プロジェクト・翻作・同時異学習のすすめ』を読んだ。同じ教室でもやっていることに「幅」を持たせる学習や、教育の個別化(Differentiation)に関心がある国語科教員は、もちろん読むべき本であ…