[読書]さまざまな「つながり」を作る構成力に感嘆。小池陽慈『ぼっち現代文』
小池陽慈『ぼっち現代文 わかり合えない私たちのための〈読解力〉入門』は、幅広い年代を教えた経験を持ち、予備校講師としてだけでなく読書教育にも力を入れてきた筆者だからこそ書けるユニークな本だ。他者論を扱う評論入門であり、国…
小池陽慈『ぼっち現代文 わかり合えない私たちのための〈読解力〉入門』は、幅広い年代を教えた経験を持ち、予備校講師としてだけでなく読書教育にも力を入れてきた筆者だからこそ書けるユニークな本だ。他者論を扱う評論入門であり、国…
8月、9月と続いていた読書生活の低迷期だが、10月上旬にテーマプロジェクトのアウトプットが終わり、ようやく浮上。寝る前の30分読書の習慣も取り戻すことができて、やっと呼吸ができる感じになってきた。しかも、これから書くよう…
八田幸恵・渡邉久暢『高等学校 観点別評価入門』を読んだ。福井県の高校国語教師として長らく活躍されてきた(2023年度より福井県教育庁勤務)渡邉さんは、「目標と指導と評価の一体化」に向けて模索し続けた実践者であり、八田さん…
今年の9月はしんどかった。夏休みの短さを引きずった(=国語の勉強仲間が夏休みの勉強会をやっている時にこちらはもう仕事で行けなかったのが地味に悲しかった)のと、仕事で心身ともに余裕がなく、肝心の国語の準備が不十分なまま授業…
ここのところ、心身ともに低空飛行が続いている。ブログの更新が滞っているのもそのせい。平日、学校で疲れ切っちゃうせいかな?と思うが、休日にもやることに追われて、気力もイマイチ。まあ、そんな日もあるか。日曜日の今日は午前5時…
佐伯胖『新版「わかる」ということの意味』は、教育関係の本でもよく名前の上がる古典的一冊だ(旧版の初版は、もう40年前の1983年に出ていたので、「古典」と読んでも構わないだろう)。たしか10年以上前にも一度読んだのだけど…
授業づくりネットワーク45号『「個別最適な学びと協働的な学び」を考える』を読んだ。タイトル通り、個別最適な学びと協働的な学びについて、いろいろな筆者・立場から書かれた「ごった煮」のような本である。実は僕も寄稿者の一人なの…
阿部隆幸・ちょんせいこ(編)『学級経営がうまくいくファシリテーション』を読んだ。タイトルに名前のある2名に加えて、実践者6名(前田考司さん、甫仮直樹さん、池谷裕次さん、久保田比路美さん、秋吉健司さん、藤井雅美さん)の手に…
2023年6月の読書まとめには、こんなことを書いていた。 今月の読書はおおむねこの辺まで。気がつくと山の本を一冊も読みきれなかったのがちょっと寂しい。7月はもう少し読めていますように…。 これを覚えていたわけ…
行動を持続するためのやる気=動機は、その行動をする本人にとっても、そして、ある望ましい行動を子どもにしてほしいと考える保護者や教育関係者にとっても、とても大きなトピックだ。それだけに「内発的動機づけ」「外発的動機づけ」と…