[読書]正直、低調だった2023年6月の読書。その中で印象に残ったのは朽木祥『かはたれ』
2023年度6月は本当にヘロヘロの月。もともと「作家の時間」の出版の月だったので、印刷をするのと子どもたちの作品にコメントを書くので休日出勤もあったのだけど、それ以上に、身体的にも精神的にも疲労がたまる月だった。毎年のこ…
2023年度6月は本当にヘロヘロの月。もともと「作家の時間」の出版の月だったので、印刷をするのと子どもたちの作品にコメントを書くので休日出勤もあったのだけど、それ以上に、身体的にも精神的にも疲労がたまる月だった。毎年のこ…
2023年5月の読書記録。まず、5月はゴールデンウィークもあるのに、読書冊数が12冊と伸びなかった…。平日に学校を離れるが8時以降になることも増え、夜の読書時間を確保しても疲れて寝落ちする事態が続いた結果だと…
鹿毛雅治『モチベーションの心理学 「やる気」と「意欲」のメカニズム』を読んだ。学校教員なら、児童生徒のモチベーションをどうやったら高められるかに関心を持たない人はいないはず。僕も、同僚のようへい(佐々木陽平さん)がこの本…
このゴールデンウィークで、三藤恭弘『「物語の創作」学習指導の研究』と『「物語の創作/お話作り」のカリキュラム30』を読んだ。著者の三藤さんは、元・広島大附属小学校教諭で、現在は福山平成大学で物語創作の研究をされている方で…
2023年4月の読書は絵本も入れてちょうど10冊。以前に比べると充分な数とは言えないけど、一方で今の自分はこんなペースなのかなあとも思うう。今月は何よりもベスト本に掲げた本との出会いが嬉しい月だった。 今月のベストは、表…
幅允孝『差し出し方の教室』は、「本を人に差し出すこと」を生業とするブックディレクターの幅允孝(はば・よしたか)さんが、様々な分野の「差し出し手」へのインタビューや対談を通して、本の「差し出し方」について改めて考える一冊だ…
2023年3月の読書振り返りエントリを書きそびれていたので今更ながら。先月の読書エントリでは「3月は中旬から少し余裕もできるはずだから、もう少し色々と読めるといいなあ」と締めていたけど、意外なほど、あまり本を読めなかった…
ロン・バーガー『子どもの誇りに灯をともす』(原題An Ethic of Excellence)は、卓越した美しい作品をつくり上げる姿勢=「クラフトマンシップ」の文化を中核においた学校づくりの本である。まず言っておくと、こ…
ヤナ・ワインスタイン、メーガン・スメラック、オリバー・カヴィグリオリ『認知心理学者が教える最適の学習法』(原題Understanding How We Learn)は、原題や邦題があらわすように、私たちがどのように学ぶの…
安斎勇樹・舘野泰一『パラドックス思考』を読んだ。「あれかこれか」の二者択一が溢れる中で、一見矛盾した「Aもしたいけど、その反対のBも必要だ」というパラドキシカルな感情をどう飼い慣らし、二者択一に陥らないかをテーマにした、…