[読書]「人と人がつながるための言葉の授業」の具体像がここにある。石川晋・ちょんせいこ『対話で学びを深める国語ファシリテーション』
石川晋・ちょんせいこ『対話で学びを深める国語ファシリテーション』を読んだ。熟練の国語教師である石川晋さんの授業が、ファシリテーションを専門とするちょんせいこさんの解説で整理されている本である。紹介される実践は多岐にわたる…
石川晋・ちょんせいこ『対話で学びを深める国語ファシリテーション』を読んだ。熟練の国語教師である石川晋さんの授業が、ファシリテーションを専門とするちょんせいこさんの解説で整理されている本である。紹介される実践は多岐にわたる…
とにかく名著だった。ちくまプリマー新書の鳥羽和久『君は君の人生の主役になれ』は、10代の青少年に向けて、大人からの抑圧に負けずに生きることを説く本で、僕たち大人に対して、自身が「善良な抑圧者」になっていることを気づかせる…
すみません、うっかりブログに書くのを忘れていた毎月の読書記録。遅ればせながら、2022年11月の読書記録を書き残しておきます。この月は絵本含めて20冊近く読んだんですよ。残業もかなりしたのに、われながらかなり頑張ったな&…
いま話題の県立石川図書館。その設計者である環境デザイン研究所の仙田満『遊環構造デザイン』を読んだ。著者の仙台さんは、僕の勤務先の軽井沢風越学園の設計者でもある。僕がこの本をこの時期に手に取ったのは、風越学園での人の動きを…
石井英真「授業づくりの深め方」は、まさに「授業大全」とでも呼びたくなる本だ。授業づくりに関する様々な角度からの知見が詰め込まれていて、読んでいて付箋を何箇所も貼ってしまう。この厚み(384ページ)と充実度で3000円程度…
最近、ある仕事の関係で「評価」についての本を数冊読んでいる。評価の中でも総括的評価や評定は僕の仕事のもっともいい加減な部分であり、まさにゼロから読んでたんだけど、その中で一番面白かったのがこの本、関田一彦・渡辺貴裕・仲道…
小学校国語のエキスパートの一人、土居正博さんの『クラス全員のやる気が高まる! 音読指導法』を読んだ。「ただ宿題にして保護者に音読カードにチェックを入れてもらうだけ」になりがちな音読に、明確な「指導」意識を持って取り組み、…
10月が終わり、いよいよ11月へ。この間、ショートショートの企画やらテーマプロジェクトやらと色々と仕事に追われて読書時間をゆっくり確保することが難しくなった。そうなるとつい「仕事に関連する本」を中心としたノンフィクション…
今年の僕のテーマの一つは「漢字指導」。中高教員時代は、せいぜい漢字テストを生徒に文章で作らせる程度で、あとは「はい、各自でやっておいてね」とテストする程度だったのが、風越に来てこんな切実に漢字指導について考えることになる…
松浦年男・田村早苗『日本語パラグラフ・ライティング入門』を読んだ。書くプロセスにはいろいろなフェーズがあるけれど、この本が狙っているのは、雑多なアイディア」を整理して、人が読んでもわかるように言語化するフェーズ。つまり、…