CATEGORY 読書

[読書]筆者自身にとっても書かねばならなかった、一般向け評論文案内。小池陽慈『世界のいまを知り未来をつくる評論文読書案内』

小池陽慈さんの『世界のいまを知り未来をつくる評論文読書案内』を読んだ。「世界のいまを知り未来をつくる」にこめられた願いの通り、国民国家体制を基盤としつつもそれが揺らいでいる現代世界の問題を理解するための評論文案内の本であ…

[読書]多元性を保証する場としての「ワークショップ」の価値。『国語の未来は「本づくり」』の2人読書会から。

作家の時間(ライティング・ワークショップ)と読書家の時間(リーディング・ワークショップ)の実践仲間である冨田明広さん(トミー)を誘って、1時間半ほどの『国語の未来は「本づくり」』のミニ読書会をした。冨田さんは、『読書家の…

[読書]主体性・社会性育成の観点から「作家の時間」をとらえなおす。ピーター・ジョンストン他『国語の未来は「本づくり」』

ピーター・ジョンストン他『国語の未来は「本づくり」』を読んだ。ここ数年、吉田新一郎さんは新評論から共訳の形で立て続けに本を出しており、この本はマーク・クリスチャンソンさんとの共訳である(おそらく主たる訳者はマークさんだろ…

[読書]子ども向けがあってもいい、探究のサイクルに沿ったICT活用事例集。渡辺光輝、他『逆引き版ICT活用授業ハンドブック』

『逆引き版ICT活用授業ハンドブック』、国語教師仲間の渡辺光輝さんが執筆者の一人だったので読ませてもらった。手短だけどブログにレビューを書いておこう。 本書の特徴は、「逆引き版」のタイトルどおり、使いたい場面ごとのICT…