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[読書]音読指導の「あり方」から「やり方」までを具体的に。土居正博『クラス全員のやる気が高まる!音読指導法』

小学校国語のエキスパートの一人、土居正博さんの『クラス全員のやる気が高まる! 音読指導法』を読んだ。「ただ宿題にして保護者に音読カードにチェックを入れてもらうだけ」になりがちな音読に、明確な「指導」意識を持って取り組み、…

[読書]先達の肩に乗れ!面白くて役に立つ漢字学習ハンドブック。栗林育雄『学校全員が夢中になる漢字学習アイデア事典』

今年の僕のテーマの一つは「漢字指導」。中高教員時代は、せいぜい漢字テストを生徒に文章で作らせる程度で、あとは「はい、各自でやっておいてね」とテストする程度だったのが、風越に来てこんな切実に漢字指導について考えることになる…

[読書]情報の整理と言語化に特化したトレーニングブック。松浦年男・田村早苗『日本語パラグラフ・ライティング入門』

松浦年男・田村早苗『日本語パラグラフ・ライティング入門』を読んだ。書くプロセスにはいろいろなフェーズがあるけれど、この本が狙っているのは、雑多なアイディア」を整理して、人が読んでもわかるように言語化するフェーズ。つまり、…

[読書]概念型カリキュラムの丁寧な解説と教師の成長の手引き。H.リン.エリクソン他『思考する教室をつくる 概念型カリキュラムの理論と実践』

H.リン.エリクソン他『思考する教室をつくる 概念型カリキュラムの理論と実践』を再読した。国際バカロレアのカリキュラムに導入されたこともあって注目度の高い「概念型カリキュラム」についての本で、個人的には、この本を翻訳した…

[読書]面白い!「日常の言葉」と「算数の言葉」の関係。広瀬友紀『ことばと算数 その間違いにはワケがある』

『子どもに学ぶ言葉の認知科学』に続いて、同じ著者の広瀬友紀『ことばと算数 その間違いにはワケがある』を読んだ。最近読んだ今井むつみ(他)『算数文章題が解けない子どもたち』と同じく、算数における子どもの間違いの理由を探る本…