今回は「脚本ライティング・ワークショップ」のご案内です。限定4名のみの募集ですが、興味のある方、お待ちしてます!
目次
教師も書くことが大切
作文教育では、特に、ライティング・ワークショップのようなプロセスを重視する作文教育では、教師自身も書き手であることが大切。教師が実際に書くことの効果については、teachers as writersと呼ばれる研究領域になっており、次の本などでも明らかにされています。
脚本ライティング・ワークショップ
とはいえ、書くことはなかなかハードルが高いもの。僕自身もブログこそ書いているものの、自分の未知のジャンルについては、なかなか「一歩」を踏み出す機会がありません。ところが幸い、日頃の勉強会仲間に筑田周一さんという方がおり、演劇部顧問の彼は毎年部活の演劇の脚本を書いているのです。こんな身近なところに師がいる!
というわけで、その筑田さんに講師役になってもらい、「脚本」という未知のジャンルの書き方の基礎について教わろうと思いたちました。単に僕が教わりたいだけですが、せっかくなので、他の人とも一緒に学べたら、という趣旨での企画です。
ということで、「脚本ライティング・ワークショップ」を開きます。合計10名の場にしますが、すでに僕と日頃の勉強会のメンバーで6名埋まっているので、残り4名の方を募集します。下記要領をご覧の上で、興味のある方はこのエントリのコメント欄にメールアドレスやお名前を書いて申し込んで下さい(先着順で、4名に達し次第締め切ります)。コメントは公開されません。
企画趣旨
文章指導にとって大切なのは、教師もまた書き手であることです。教師が書き手であればこそ、文章を書く難しさや必要な技術について、自己の体験をまじえて教えることができます。また、書くことを周囲と共有したり、評価されたりすることの不安も感じることができます。今回は、未経験者には敷居の高いジャンル「脚本」の書き方について、体験を通じて学ぶライティング・ワークショップを行います。
詳細
日時:10月14日(土) 午後2時〜午後6時(午後1時半開場)
開場:女子聖学院 105教室
(東京都北区中里3丁目12−2、JR山手線・メトロ南北線「駒込」駅、徒歩8分)
講師:筑田周一 さん(国語科教員・演劇部顧問)
定員:4名(他に、あすこまを含む6名が参加し、合計10名になります)
参加費:1000円
持ち物:パソコンでの執筆をご希望の方はご持参下さい
(資料や原稿用紙はこちらで用意します)
※最終的に原稿用紙10枚程度の脚本を書くことを目標にし、ワークショップ後のフォローアップも行います。そのため、定員は10名とします。
筑田周一さんの講師プロフィール
女子聖学院中学校・高校演劇部顧問。大学1年生の時、授業で脚本を書いたのが脚本との出会い。1986年より東京学芸大学演劇学研究室で小林史郎先生から演技・演出を学ぶ。
その後、1992年から演劇部向けに脚本を書き始める。
2007年北とぴあ演劇祭の脚本ワークショップで吉田貴秀(構成作家・脚本家・演出家)から本格的に脚本の手ほどきを受ける。毎年部員の要望に応える形で執筆中。
だいたい年1本のペースで執筆。「ピアノ」は2014年度都大会出場。「走れ!新聞部!」は2016年度中学校都大会に出場。
「我が懐に桜来て散る」「ハラマキ!(原田牧雄の憂鬱を改題)」「原田まゆと謎のプリンス」「たらし(原案筑田、脚色生徒)」「卍」「奇跡の場所 」「ピアノ」「アイス!」「水もしたたる○○○○○」「走れ!新聞部!」「おばあちゃんになりたい」「光へ」