下のエントリで書いた通り、ここ2月末から、毎週金曜日は「現場の教員のための質的研究法講座」に参加している。5時になったら急いで職場を出る支度をして、そこから狭山市へ。途中の立ち食い蕎麦屋で5分で夕食をすませて、ギリギリ7時に到着。そこから10時までが勉強会。うーん、ハードスケジュール。でも、きっと他の皆さんもこんな感じで参加されてるんだと思う。夕食を食べる間もなく、コンビニでサンドイッチを買ってくる方もいらっしゃるもの。
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勉強会のテキストはこれのベーシック編&アドバンス編。毎回担当者を決めてレジュメをつくって報告するオーソドックスなゼミスタイルと、参加者グループで実際にリサーチ・クエスチョンを作ってGTAを体験しようというスタイルの組み合わせで勉強会が進んでいる。
以前、通読した時にこちらに感想を書いた本で、通読した時はまあ概要は掴んだつもりだったんだけど、 いざこうやってレビュメを見ながら再読すると、よくわからないところがけっこうある(^_^;) 質的研究の妥当性や先行研究の継承の問題から、実際にインタビューをする際の実践的な疑問(たとえば生徒に対する権力者である教員がインタビューするってどうなの?的な)まで、自分が質的研究をする時のイメージを頭に描きながら、講師の桐田敬介さんにいくつか質問して、ようやく輪郭を掴んでいく感じ。
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質問をしながらどんな研究ができそうなのかな、と考えてみる。例えば今回の中1の作文の授業では毎回の授業の記録やカンファランスの手助けに大福帳を使った。この大福帳が実際にどんな効果を持っている(いない)と生徒に受け止められていたのか聞いてみてもいいかな。
もし意味のある情報が引き出せたら、次の授業の時にも使えるかも。 この講座の後半では自分で調査をしてみようという練習もできるので、そこでチャレンジしてみよう。▼
それにしても、この勉強会に来てる人たちはみんな明るい。ちょっとした受け答え一つとっても反応がポジティブで、ユーモアがある。 僕は人見知りするほうなのでまだ休憩時間にはアウェー感があるんだけど、おかげで勉強会の最中は週末の疲れも感じることなく、なんとか頑張れてる。次回は、休憩時間に話をするのを目標にしよう。低い目標だけど(笑)