[読書]高校での「書くこと」の教科書での取り扱いと実態がわかる。渡辺啓司、島田康行「ライティングの高大接続」

高校の教科書や授業では、書くことがどのように取り扱われているの? そういう実態調査は、意外に数が少ないもの。この『ライティングの高大接続』は、「高校生までの間に、いったいどんな書くことの学習をしてきているのか?」「高校で…

「小説を読む体験」と全く異なる「センター試験の小説を解く体験」。僕たちはどう向き合えば良いの?

もう夏休みも終わろうという時期に、遅まきながら一学期の授業から。6月末に、教育実習生さんが野矢茂樹『哲学・航海日誌』所収の「解釈かゲームか」を扱ったことに刺激されて、その続きとして急遽センター試験の小説を取り上げた。そこ…