軽井沢風越学園に所属してから3週間が経ちました。東京よりは10度は気温が低い長野県も気温がググッと上がって、近所から見える浅間山と湖の組み合わせが美しい春の訪れです。
昨日、先週から目標になっていた仕事の区切りがつき、気がつけばもうGWが目前。学校が始まるまで1年間何するの?と思われるかもしれないけど、すぐ目の前の課題(例えば5月の説明会とか)も意識しつつ、それを意識の外に置いて、すぐに成果は出ないけど長期的には大切な「筋トレ」的作業もしていくのはなかなか大変。毎日あっという間に過ぎていきます。この期間で、自分の中の課題が見えてきました。これからますます忙しくなるのが目に見えているので、忘れないように書き留めておこうと思います。
プロセスや場を俯瞰して見ること
一番の課題は、自分の存在がプラスマイナス含めて場にどういう影響を与えているかを俯瞰する視点を持つこと。昨日、最後のふりかえりの時間に、風越のチームがチームとしてふりかえりの精度を高めて進化するスピードを早めていくには、内容的過程(コンテンツ:どのような意思決定がなされたか)だけでなく関係的過程(プロセス:その意思決定がどのようになされたか)に目を向けようという助言をもらいました。ここから、チームの意思決定プロセスの中での自分の発言やふるまい方を考えてしまいました。何を、いつ、どのように言うとチームにとって効果的なのか。あまり考えないままで話していたな…。自分はすぐに興味あるコンテンツに集中しちゃって、視野が狭く、自己中心的になる悪い癖がある。プロセスや場に意識を向けるようなトレーニングが必要です。まあ、ふりかえりの専門家みたいな人が風越学園には何人もいるので、その人たちから学ばせてもらいたいと思います。
「遊び」の要素を取り入れること
二つ目は、スタッフ以外の方を交えて話す場のプレゼンやファシリテートの仕方。昨日、自分が風越学園スタッフとして外の方と話す場面があったのだけど、70点かな。色々なコンテンツを組み合わせて70点くらいのストーリーは作れるのだけど、ストーリーを作りこみすぎず、そこに遊びがあったり、ユーモアがあったり、ハプニング性があったり、そういう不確定要素をデザインすることで、場の雰囲気を和らげて、そのあとの言葉をすっと届くものにできる気がする。こういうのってどうすればいいのかな、と思った。つい「わかりやすいストーリー」に走ってしまうので、そうならないようにしないと…。まあ、ファシリテーションや遊びの専門家みたいな人が風越学園には何人もいるので、これもいいフィードバックをもらえながら学べそう。
国語の勉強仲間を見つけること
最後の一つの課題は、実は風越のスタッフに頼るのが難しいところも。それは、国語の勉強をどうするか。風越のメンバーは色々な強みがあってとてもいいんだけど、いわゆる国語科教員は僕だけなので、今のところ勤務時間内に専門教科の勉強をする機会があまりありません。ここ、前任校と対照的です。
風越学園でも、どんな形であれ国語科の教科の本質的な部分はしっかりと生徒に手渡したい。そのためには、これからも教科内容について学び続けたい。外部のお仕事を積極的に引き受けることで自分の勉強機会にするつもりなのだけど、東京時代にやってた定例の勉強会のような場が、風越学園の外に欲しいな。今やっている授業を喫茶店で気軽に報告したり相談したりできる、カジュアルな勉強会。
というわけで、軽井沢・御代田・佐久近辺にお住いで、小学校や中学校の国語教育の実践を頑張ってらっしゃる方と繋がりたいと思っています。これはそろそろ本格的に探したい。もし一緒に勉強してくれる方がいたら、ぜひコメント欄からご連絡ください(コメントは公開されません)。