理想と現実をそれぞれの手に、違いと同じを面白がること。

僕の「作家の時間」仲間のトミー(冨田明広さん)が、ブログ「WW/RW便り」で、2月に一緒に雪山に登ったときのことを書いてくれました。個人的に忘れたくない記事なので、メモがわりに短く紹介を。

写真は、その時にトミーと行った浅間山の第一外輪山のひとつ、蛇骨岳から仙人岳に進む稜線のもの。

目次

比べてみれば違いが見える お互いの「作家の時間」の学びの姿

記事は、「比べてみれば違いが見える お互いの「作家の時間」の学びの姿」というタイトルで、以下のリンク先にあります。

http://wwletter.blogspot.com/2024/02/blog-post_23.html?m=1

余計な言葉を付け加える必要のない文章だけど、本当に、実践者の数だけ「作家の時間」はある。「作家の時間」という器は、子どもに対してだけでなく、教師に対しても懐が深いのだ。その中で、僕よりも特別支援の色が濃いトミーの「作家の時間」と、書き手としてのアイデンティティの形成を軸に、書く力を伸ばそうとする僕の「作家の時間」は、やはり、ちょっと異なっている。トミーにはトミーの作家の時間があり、僕には僕の作家の時間がある。それは、お互いの教育観や、それぞれのバックグラウンドの人生の物語からはじまる違いだ。

違いと同じを面白がる

違いと同じを面白がる。この言葉は、風越学園の尊敬する同僚が教えてくれた、今年の56年LGの学年目標の言葉。ほんとうに大切で、そして難しい、奥行きのある言葉だ。違いに意識が集中すると、お互いに共通点を持っていることに目が行きにくくなってしまう。でも、共通点ばかりに目をやると、その先の展望が開けずに息苦しくなってしまう。どちらをも見つめ、それを「面白がる」姿勢を持ち続けたい。

トミーは、僕にとってそれをさせてくれる実践仲間のひとり。これからも年に一回くらいは山に登りつつ、国語や教育の話をして、お互いの見方を交換していきたい。こういう仲間がいるのは、つくづくありがたいことだ。

トミーの関わった本

トミーは、『改訂版読書家の時間』『社会科ワークショップ』の著者でもあります。国語限定の僕とは違い、ワークショップという手法で色々な教科を超えて、子どものカラフルな姿を愛でるトミーの実践に、ぜひ触れてみてください。

追記)特別支援級での作家の時間について

この記事を公開したあとのWW/RW便りで、「特別支援学級の作家の時間で子どもたちのベースキャンプを守る〜弘前大学の先生方の訪問記より〜」というトミー学級の作家の時間の様子を伝えるエントリが公開されていました。そちらも共有します。

http://wwletter.blogspot.com/2024/03/blog-post_22.html

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