[読書]教える前に、まずは相手をよく知ること。渡辺哲司・島田康行、他『あらためて、ライティングの高大接続』
8人の著者(春日美穂・近藤裕子・坂尻彰宏・島田康行・根来麻子・堀一成・由井恭子・渡辺哲司)が集った『あらためて、ライティングの高大接続』は、大学のアカデミック・ライティング指導に関わる研究者が、高大を接続するために「新入…
8人の著者(春日美穂・近藤裕子・坂尻彰宏・島田康行・根来麻子・堀一成・由井恭子・渡辺哲司)が集った『あらためて、ライティングの高大接続』は、大学のアカデミック・ライティング指導に関わる研究者が、高大を接続するために「新入…
話題の書『流行に踊る日本の教育』を読んだ。事前情報では僕の知人に絶賛する人も酷評する人もいたのだけど、実際に読んでみると、予想外に穏当な本だった。書き手のうち幾人かを知っていて、その人たちがみんな「一筋縄ではいかない人た…
ちょっと前になるけど、冬休みに藤原さと『「探究」する学びをつくる』を読んだ。著者の藤原さとさんは軽井沢風越学園のカリキュラムに協力してくださっている方でもある。1月6日に開催されたウェブセミナー「「探究」がある学校をつく…
生徒に紹介したいなあと思う本にまた出会った。森山至貴『10代から知っておきたいあなたを閉じこめる「ずるい言葉」』。著者はクィア・スタディーズを専門とする社会学者で、10代のヤングアダルト向けに書いた本は今回がはじめて。実…
都会のトム&ソーヤ、怪盗クイーン、名探偵夢水清志郎….風越の子にも人気のヒット作を生み出す児童書作家・はやみねかおる。彼が書いた「文章の書き方」本を読んでみた。 3部じたての構成が素敵 この本の構成は全部で以…
この冬休み、読書猿さんの『独学大全』全752ページを一気読み。タイトル通り、独学のための百科事典である。この種の本としては異例の(前例もあまりなさそうなのでこの表現も変かな…?)ベストセラーなので、どんな本か…
読書記録を振り返ると、2020年は自分の読書傾向の変化がはっきりと出た年だった。高校現代文教員だった頃によく読んでいた評論系をほとんど読まなくなり、代わりに児童書が一気に増えた。読む対象が児童書中心になったので読む冊数は…
『学び合い』(二重かぎかっこ学び合い)の実践者である高橋尚幸さんの『流動型『学び合い』の授業づくり』を読んだ。『学び合い』自体にはあまり好意的ではない僕でも読んで得るところの多かった本なので、メモを残しておきたい。 個人…
職場の同僚とやっている読書会(と言っても毎回ただの雑談になってしまうのだけど…)で読んだ本。経済界の要求に応えてコンピテンシーを育てようとする現代の教育の問題点を指摘した上で、教育を社会問題を解決する場ではな…
小学校3年生からChromebookを使っている軽井沢風越学園だけど、「本当にこれでいいのかな?」という声がちらほらスタッフから出ているのも事実。特に、国語の時間では3年生からChromebookのドキュメントで好んで書…