[読書]学びのコントローラーを手渡す充実した実践記録。冨田明広・西田雅史・吉田新一郎『社会科ワークショップ』
冨田明広・西田雅史・吉田新一郎『社会科ワークショップ』を読んだ。僕は社会科教員ではないけど、素晴らしい本だ。「子どもの姿で語る」とは、まさにこの本のためにある言葉だと思う。自分のライティング・ワークショップやリーディング…
冨田明広・西田雅史・吉田新一郎『社会科ワークショップ』を読んだ。僕は社会科教員ではないけど、素晴らしい本だ。「子どもの姿で語る」とは、まさにこの本のためにある言葉だと思う。自分のライティング・ワークショップやリーディング…
世の中には「身体感覚」を総動員する仕事がある。たとえばスポーツ・職人・芸術などの分野がそれだ。そういう分野での熟達過程は、しばしば「言葉にはできない」「言葉にすると嘘になってしまう」「身体で覚えるしかない」と言語化が拒絶…
ここしばらく、色々と重なって気持ちが落ち込むこともあり、読書やブログから離れていた。夏休みに入ったし、リハビリがてら更新を再開しようと思う。これからしばらく、読み手のことを考えずに未来の自分に向けて書いている振り返り的な…
石川晋『「教室読み聞かせ」読書活動アイデア38』を読んだ。実は、「読み聞かせ教師」を自認する石川さんのこの本を、僕は実はまだ読んだことがなかった。今回、学び合うコミュニティをどうつくるかという課題意識でちょんせいこさんに…
デジタル端末の溢れる現代社会において、僕たちの「読む」行為はいかに変化し、何が得られて何が失われているのか?そして、どんな処方箋があるのか? 国語教育に関係する者として、この問題は避けて通れない。というわけで、文字や読書…
最近、俳句の本を少しずつ読んだり、作句したりしている。まだ全然わからないことも多いけど、「俳句ってこういうものか」をちょっとずつ体の中にためているところ。俳句以外にも学ぶところの多かった藤田湘子『新版20週俳句入門』の感…
昨夜、『流行に踊る日本の教育』の著者の方4名と、この本についておしゃべりするオンライントークイベントにお招きいただいた。他の登壇者は石井英真さん(序章&第1章)、木村拓也さん(第8章)、杉田浩崇さん(第9章)、そして司会…
今週末は勤務先の軽井沢風越学園で、木曜が締め切りだった生徒の提出作品を読んだり、年間の評定をつけたり。合間の気分転換にお風呂でジェラルド・ドーソン『読む文化をハックする』(Hacking Literacy)を読んだ。実は…
8人の著者(春日美穂・近藤裕子・坂尻彰宏・島田康行・根来麻子・堀一成・由井恭子・渡辺哲司)が集った『あらためて、ライティングの高大接続』は、大学のアカデミック・ライティング指導に関わる研究者が、高大を接続するために「新入…
話題の書『流行に踊る日本の教育』を読んだ。事前情報では僕の知人に絶賛する人も酷評する人もいたのだけど、実際に読んでみると、予想外に穏当な本だった。書き手のうち幾人かを知っていて、その人たちがみんな「一筋縄ではいかない人た…