教育系ICT勉強会に参加してきた

ある教育系のICT勉強会に参加し、他校の先生方とまじって前で少しお話もさせていただいた。簡単な質疑応答に答える場面もあったので、その時の自分の発言を書ける範囲でメモ。

1)実物投影機や電子黒板は使っているか? もっと使いたいか?

実物投影機は、家庭科や書写、理科など、手許を拡大して見せる教科の人が使っている(または使いたがっている)みたい。自分は、 以前に自分が文章を推敲するプロセスを見せようとして使ったことがあったけど、あまり解像度が高くなくてあまり鮮明に見えないのでやめてしまった。

電子黒板についてはほとんど使っていない。モニターにAppleTV経由でiPadの画面を映すほうがストレスがたまらない。また、会社から提示される電子黒板ならではの機能にあまり魅力を感じていない。例えば、生徒の手許のタブレットの場面を一斉に電子黒板に並べて映す機能があるが、結局それを見ているこちらの側が情報が過剰すぎて適切に構造化できなくなると思った。また、生徒の端末を教員用端末で一斉にロックできる機能とかは、とても非人道的な気がする(笑)

 2)欲しいアプリはあるか?

欲しいアプリというのは、こういう教育がしたいというのがまずあってその次に来るものだから、結局やりたい教育の話をすることになる。 デジタル時代の作文教育は、文字や音楽や映像や画像などの様々な表現モードを適切に組み合わせて表現する方向に行くと思うので、そういうものを生徒たちが電子出版できる仕組みがあればいいなと思う。

また、デジタル化することで、生徒が文章を書くプロセスを目で見えるようにしたい。そうすれば、プロダクトではなく書くプロセスについて「ここではいったん書いたのを消したけど、何を考えてた?」「こことここの順序を入れ替えたのはどうして?」など聞くことができるようになる。例えば、書き途中の原稿について、消したり書き直したりした動作も含めて執筆プロセスを全て記録し、それを高速で再生できるアプリや、生徒同士のディスカッションがすぐに文字化されるアプリなどがあればいいな。

実はこの会、夜の部がとても面白くて、佐賀県のWinタブ導入後の動向、他校実践例の「ここだけの話」、面白アプリの紹介など盛りだくさん。 それはここに書けないけど、新たな出会いもあったし、参加した甲斐のある集まりだった。

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