[読書]教員と生徒が対等に部活を議論する土台になる本。中澤篤史・内田良「『ハッピーな部活』のつくり方」
この本、いかにも岩波ジュニア新書という良い本でした。中高生と教員がフェアに部活の話をする上での土台になる本として、お薦めします。 世の中には部活を作りたい、頑張りたいという生徒もいれば、嫌だ、辞めたいのに辞められないとい…
この本、いかにも岩波ジュニア新書という良い本でした。中高生と教員がフェアに部活の話をする上での土台になる本として、お薦めします。 世の中には部活を作りたい、頑張りたいという生徒もいれば、嫌だ、辞めたいのに辞められないとい…
創造性、クリエイティビティ。思考が柔軟で、新しい発想ができること。それは、僕に欠けているものの一つである。諏訪正樹『身体が生み出すクリエイティブ』は、クリエイティブとはどういうことか、その源は何なのか、そして日常生活で自…
つかの間のお盆休み、いかがお過ごしでしょうか。僕は、8/18(日)に参加する日本国語教育学会の全国大会の発表資料を作ったり、小学校免許のレポートを書いたりして過ごしています(そういえば去年のこの大会、甲斐利恵子先生をはじ…
風越ワークショップも前半戦を終えて、これから短い夏休みに入ります。色々と予定はあるのだけど、まずは「創作」についての本を読んだのでご紹介。創作という教師にとって二の足を踏む授業に接近するための、なかなか有用なハンドブック…
公開授業の定番の質問に「評価はどうするんですか?」があるくらい、評価は僕たち教員の意識や仕事を強く縛っている。生徒が学んだ学習内容が数値に矮小化されるのを残念に思いつつも、通知表では生徒を「5・4・3…」など…
土屋陽介『僕らの世界を作りかえる哲学の授業』は、哲学対話教育の絶好の入門書だ。特に、道徳の「特別な教科」化の流れで哲学対話に興味を持ち、学校でも取り組んでみたいという方が最初に手にとるべき一冊だと思う。 哲学対話に関する…
あんず幼稚園「きのうのつづき 「環境」にかける保育の日々」は、子どもが育つ場、子ども同士の関わりが育つ場をどうデザインするの?という問いに関心のある方におすすめしたい。もの、時間、空間、行事…埼玉にあるあんず…
一口に「プロジェクト学習」と言っても色々な形態がある。その中で、キエラン・イーガンの「深く学ぶ」は、「テーマを子どもが選べない」「10年以上の長期間にわたってそのテーマに取り組まなければならない」という点で、他と一線を画…
先週、武蔵大学で教師教育のシンポジウムがあって、それに合わせて読んだのがジョン・ロックラン『J.ロックランに学ぶ教師教育とセルフスタディ』。教師教育の研究者ロックランの1冊の書籍と11本の論文を取り上げて要約し、日本の状…
対話型美術鑑賞の本『モナリザは怒っている!?』。2012年3月4日時点で、けっこう辛口のレビューを書いていて、いま新たに読み直すととても面白かったので、ここで転載したい。 2012年3月4日のレビュー 北海道の石川晋さん…