アドベンチャーで八ヶ岳へ。山小屋の夜、詩を書きました。

先週の木曜〜金曜、風越のアドベンチャー行事、登山の引率で、八ヶ岳の根石岳・天狗岳に行ってきました。梅雨の登山ということで、初日はなんとか天気がもってくれたのだけど、2日目は本降りの雨の中をひたすら耐えて、びしょびしょになりながら下山。まあ、僕はふだん天気のよい時専門の日帰りハイカーなので、よい経験になったと思おう(笑)

写真はまだ天気がもってくれた初日の夕方、根石岳山頂からとった写真。左から手前が硫黄岳、その奥に赤岳、やや低い中岳をはさんで阿弥陀岳と、南八ヶ岳の山々が並びます。右下が、この日に泊まった根石岳山荘。綺麗で素敵な宿でした!

山小屋で詩を書いた素敵な夜

初日の根石岳山荘での夜のこと、同じく引率だったりんちゃん(甲斐利恵子先生)のガイドで、谷川俊太郎の詩「好きリスト」の形式を借りて、その日の登山で印象に残ったことを詩に書いて残す、というスペシャル授業?がありました。いやあ、ふりかえりも、こういうふうに書くと素敵だなあ。自分も書いたので、思い出として残しておきます。

今日の更新は、短く、ここまで。

山の好きリスト(あすこま)

歩き出す前にくつひもを結び直すのが好きです
前の人が小枝を踏む音を想像して歩くのが好きです
時々ふりかえってくれる先頭の子のまなざし 頼もしくて好きだなあ
慎重に横切ったはずの小川の水がはねる冷たさも好きかもしれない

湿った土に足が沈み込むときの やわらかな反発が好きです
倒木がうすみどりの苔に覆われて ひっそりと眠っているのも好き

登り続けて突然姿をあらわした 根石岳山荘の看板が好きです
オレンジの光をあびて りんととがった槍ヶ岳のシルエット
雲の向こうにそびえる赤岳に 夕日が明るくかかるのも好き

600円の山小屋のコーラの味は最高で
沈む太陽を見ながらのカフェオレも絶品のはず 飲んでませんけど

山小屋の夜 ひとりで本のページをめくるのが好きです
『子どものことを子どもにきく』面白くて好きだなあ
一章ぶんだけ読み終えて 夜9時には寝てしまう自分も好きです
ではみなさん、おやすみなさい

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