羅須地人協会に行ってきた

実は今日まで3泊4日で東北に行ってた。中3の校外学習(修学旅行)の引率で。

引率仕事は大げさに言えば生徒の命を預かっているわけだし、夜は寝られないしで、特に睡眠時間が必要な僕にはつらい仕事のひとつ。でも、通常の観光旅行では行けない所に行けたり、なかなか聞けない話を聞けたりと、役得もある。うちの学校の場合だと、教員にも自由行動の時間はあるしね。

今年は、幸いなことに怪我人も病院も出なかった! それで、岩手県の花巻でできた空き時間を使って、羅須地人協会に行ってきたのが個人的な目玉。宮澤賢治が、花巻農学校教諭を退職して開いた、農民向けの自分の私塾である。建物はもともと宮沢家の別宅で、妹のトシ(「永訣の朝」に出てくるあのトシですね)の病気療養の地としても使われていた家だ。現在は、県立花巻高等学校の敷地内に移設されて、内部まで見学可能になっている。

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入り口には有名な「下ノ畑二居リマス 賢治」の書き置きが。

教室内はとてもこじんまりしていて、可愛らしさも感じるほど。ここで農業技術や芸術を教えていたんだなあ。壁には、賢治が教材につかった図面も貼られている。

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家を出ると賢治さんの像もあった。花巻農学校退職頃の、有名なうつむきかけの像だ。

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賢治の理想が詰まった小さな家は、なかなか素敵なところでした。宮澤賢治記念館や童話村からは車で15分くらいかな。花巻に行かれる方には、おすすめです。

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