国語教育全国大会で新聞の読者投稿の実践について発表しました

8/18(土)、日本国語教育学会の国語教育全国大会で発表してきました。もともと発表を視野に準備していたわけでは全くないのですが、「どんなに拙くとも、国語教育の場に自分をつなぎとめておかねば…!」という思いでの発表です。風越学園には国語の免許持ちが僕一人しかいないので、教科の専門性を磨くためには外に出ていかないといけません。

写真は、会場の筑波大学附属小学校にいくまでの教育の森公園。筑波大の一員だった去年までは仕事で時々来た場所。懐かしい…。

新聞読者投稿についての実践報告

発表の内容は、去年、一昨年と中学生の授業でやった新聞の読者投稿について。アトウェルの「ジャンル学習」の流れに則りつつ、ChromebookやGoogleのアプリをどのように使ったかということも多少交えて、実践の流れを報告し、新聞読者投稿欄が教材として持つ意味について論じました。主な関連エントリは下記。

はじめての「新聞の読者投稿を書く」授業、わかったことと反省点。

2017.12.25

新聞の読者投稿を書く授業、2年目はこんな風にしました。

2019.02.12

ジャンルについて学びました 

今回の発表に際しては、6月の全国大学国語教育学会の冨安先生の発表「国語科の教科内容を問い直すための考察」と、その参考文献に助けていただきました。

悔しさと嬉しさと。全国大学国語教育学会(茨城大会)に参加しました。

2019.06.03

おかげで、プロセスジャンルアプローチというアプローチや、「ジャンル=文章形態派」と「ジャンル=社会行為派」の対立について学ぶことができて、それを発表にも活かすことができたと思います。多くの方に発表会場に来ていただき、いろいろと質問をいただいたのも、ありがたいことでした。

 

これで前任校時代の実践については全て発表をし終えたので、今後はしばらく風越学園にこもろうと思います。少なくとも、来年は目の前の児童・生徒に対応するのに手一杯で、発表をする余裕はないんじゃないかなあ…。でも、国語教育の場には身を置き続けたいと思っているので、いつかまたよろしくお願いします!

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