[読書]ヒトラー演説の実像に迫る。高田博行『ヒトラー演説』
演説の名手であり、その力で国民からの強力な支持を得たヒトラー。現代でもYou Tubeなどで彼の演説を見ることができるが、そういう場で見られるのは、一部だけ切り取られたいかにも「ヒトラーらしい」演説である。では、ヒトラー…
演説の名手であり、その力で国民からの強力な支持を得たヒトラー。現代でもYou Tubeなどで彼の演説を見ることができるが、そういう場で見られるのは、一部だけ切り取られたいかにも「ヒトラーらしい」演説である。では、ヒトラー…
11月になり、イギリスから帰国して二ヶ月がたった。「え、まだ二ヶ月なの?」と思うくらい、エクセターにいた日々が遠い。生活のリズムが違いすぎるのだ。広い台所で夫婦で一緒に朝の支度をすることも、自然の中で子供たちと30分一緒…
小学校5年生の時にクラスで飼育していた金魚を殺したという疑惑でいじめの対象となった主人公の深作日都子(ヒトリコ)。それ以降、クラスの人々からかたくなに心を閉ざして生きていく彼女を中心に、周囲の人々の様子を描く。小学館文庫…
勤務校はいま文化祭シーズン。文化祭前の中学二年生の国語の授業は定番教材「走れメロス」だった。 メロスは走っていない?話題になった中学生の自由研究 「走れメロス」というと、「メロスは実は走っていなかった」とする中学生の自由…
前回のエントリに引き続き、作文のピア・フィードバックについて書いてみたい。今日は、「できるだけ育成コストを抑えつつ、よりましなピア・フィードバックのやり方はないだろうか?」という問いについて考えてみる。 ピア・フィードバ…
先週、高校生の授業で小論文の下書きをお互いに読み合った。僕の授業では生徒に必ず作文を推敲してもらうし、そのために生徒同士でのフィードバック(ピア・フィードバック)をする。なぜわざわざ生徒同士でフィードバックをするのだろう…
物事に熟達した人、いわゆる「名人」や「達人」たちは、僕たちと何がどう違うのだろうか。それを考えるヒントになる本。ある分野で熟達しようとする人、そして「熟達を目指す人=探究人」を育てる立場にある人におすすめの本。 「臨機応…
昨日は出張デー。午前中は他校の図書館見学、午後は別の学校にChromebookを使った授業の見学にうかがった。今日のエントリはその午前中に訪問した図書館のお話。 どう作る?学校図書館 午前中に訪問した学校では、以前に見学…
猪原敬介『読書と言語能力』(1)読書教育編の続き。この本の柱は「読書をすると言語力が高まるのか?」という問いに答えることなのだけど、その答えについてふれた下記エントリは、いわばミステリ小説の結末だけ明かしたようなもので、…
中学2年生の国語の授業は、定番教材の「走れメロス」に入ったところ。といっても、授業回数も少ないので「メロスとセリヌンティウスの友情!」みたいな話には全くふれないで、文体について学ぶ材料として使うつもり。読み直してみると「…