[読書] 確かな手触りを持つものとして。石川晋『わたしたちの「撮る教室」』
表紙を開く。モノトーンのカラーでそこに写っているのは、どこにでもある学校の黒板。左上には「正義・友愛・自律」という校訓が、整った毛筆で書かれている。あたりには人の気配がない。時刻は、8時15分。まだ生徒たちの登校前だ。 …
表紙を開く。モノトーンのカラーでそこに写っているのは、どこにでもある学校の黒板。左上には「正義・友愛・自律」という校訓が、整った毛筆で書かれている。あたりには人の気配がない。時刻は、8時15分。まだ生徒たちの登校前だ。 …
『教員のためのリフレクション・ワークブック』を読んだ。教員が自らの実践を振り返り省察するためのツールとして開発されたもので、教員の研修やワークショップなどで使うテキストとして想定されているワークブックだ。 教員のコンピテ…
昨日のエントリでは学習指導要領の国語の部分だけ「つまみ読み」して、あくまで自分の関心に沿ってコメントしてみた。今日はその補足的なエントリ。高校の国語の選択科目「文学国語」と「論理国語」について、ちょっと気になることを書い…
21日、2020年度から段階的に実施される新学習指導要領の答申が出た。アクティブ・ラーニング、カリキュラム・マネジメント、小学校の英語の時間の教科化&増設に、高校の「公共」「文学国語」「論理国語」や「○○探究」などの教科…
PISA2015の結果が出てから10日ほど経ったけれど、信州大学・比較教育学研究室の助教・林寛平先生が「PISA2015の結果と考察」というビデオとスライドを公開している。12月15日のシンポジウムで発表したもののようで…
妹尾昌俊さん『変わる学校、変わらない学校』を読んだ。読んだだけでなく研修会にも参加してきた。そこで学んだことと、気になったことを書く。 組織マネジメントのコツ3点 妹尾さんは元々野村総研で、文科省や自治体から学校評価や組…
二学期は高校生の授業でパラグラフ・ライティング。レポートの採点にからんでの一コマから。「自由に書ける」とは、書く場面や目的に応じて、自分の判断で内容や書き方を選んで書けるということ、というお話。 自由に書かせて!という生…
予約注文していたThe Reading Zone (second edition)がようやく届いた。今はリーディング・ワークショップについて勉強したい時期なのでちょうど良いタイミング。 リーディング・ワークショップに絞っ…
今学期のリーディング・ワークショップ(RW)の振り返り(下記エントリ)を受けて、ナンシー・アトウェルのIn the Middle(第3版)を軽く読み直した。と言っても全部読む余裕は到底ないので、第5章 Essential…
これはとても面白い本だった。「飽きのこない味」「ふわとろ」「深みのある」…そんな「料理を形容する言葉」をシズルワードと名付け、分析した論考がたくさんある。「食」と「言葉」について知りたい、考えたいならまずはこ…