作文指導が生活指導になっていくとき
作文教育に関心がある人間としてわりと深刻な問題と受け止めているのが、どこまでを作文の教師の仕事の範疇にするのかという問題だ。 教師が文章自体の誤りを訂正することに終始していれば、仕事の範疇もはっきりしているし気楽かもしれ…
作文教育に関心がある人間としてわりと深刻な問題と受け止めているのが、どこまでを作文の教師の仕事の範疇にするのかという問題だ。 教師が文章自体の誤りを訂正することに終始していれば、仕事の範疇もはっきりしているし気楽かもしれ…
今夜は、あるICT系の勉強会に参加してきた。そして、そこで出会った写真教育に携わっている方のお話がとても刺激的だった。言語とは異なる表現領域である写真が表現教育に果たせる役割について、とても自覚的に考えていらっしゃったの…
ナンシー・アトウェルが自分の教育の本質を一言で「Choice」とまとめたように、ライティング・ワークショップでは生徒に書き手としてのオーナーシップ(主導権)を持たせること、選択させることを非常に重視している。  …
カール・アンダーソン(Carl Anderson)というライティング・ワークショップの教師がいる。主に、カンファランスについての本を出版している教師だ。僕が読んだのはこれ。 Assessing Writers [ペーパー…
勤務校には中3と高2で少人数選択授業がある。どちらもふだんの授業ではできない体験を、というのがコンセプトだけど、ふと、この授業のネタを思いついたので忘れないうちにメモ。 ▼ アイデアは単純で「美味しいものを食べて書く」、…
以前に下記エントリで書いたけれど、同じアウトプットとは言っても「話すこと」と「書くこと」にはかなり大きな違いがある。だから、「話すように書く」というのは無理な話。 しかし、話すことを書くことの授業…
アトウェルのワークショップでは詩を読むこと/書くことがとても重視されている、という話を以下のエントリで書いた。 日本の中高の国語教育では、教師自身が詩人である場合を除けば、一般的には詩を書くことはあまりなされていないの…
今学期、勝手に連載してきた中1作文「探究レポートを書く」の授業。いよいよ完結編。 ▼ 今日は修了式の日。ぎりぎり間に合いました、生徒の作品集! どどーん。ちなみに表紙の絵も生徒が描いてくれたものです。生徒やお世話になった…
昨秋、定例の勉強会仲間に「結局ライティング・ワークショップの条件って何なんですかね、何をやればライティング・ワークショップなんですか」と聞かれた。その時には手短に答えたのだけど、自分にとってはなかなか大事な問いなので、今…
もうすぐ終わる今学期の中1作文授業の記録。いよいよ最後の授業。前回のエントリで書いたように、この一週間は生徒にとっては作品集作りに向けた「書き直しの週」。金曜日にももう一度、最後の授業があった。目次に載せるタイトルやペー…