[読書]朱天心『古都』
下のエントリで書いた高3生徒に薦めてもらった本。「新しい台湾の文学」という翻訳文学のシリーズで、こういうものを読んで教えてくれる生徒がいることに素直に感謝する。お薦めされなければ出会えなかった本だろう。 古都 (新しい台…
下のエントリで書いた高3生徒に薦めてもらった本。「新しい台湾の文学」という翻訳文学のシリーズで、こういうものを読んで教えてくれる生徒がいることに素直に感謝する。お薦めされなければ出会えなかった本だろう。 古都 (新しい台…
前にこのブログでも触れたことのある、日本標準ブックレットの100ページほどの薄い本。薄い本だが、内容は充実している。 コンピテンシー・ベースのカリキュラムについて、その理念や具体的な実践方法だけでなく、批判的側…
娘(9歳)からのおすすめで読んだ、天才少女マチルダを主人公にした児童文学。5歳でもうどんな小説も読んでしまい、どんな計算もすばやくできてしまう天才少女マチルダ。彼女が知恵を駆使し、途中から念力まで使えるようになって、嫌な…
前から読もう読もうと思っていたのだけど、内容が各種SNSで伝わってくるのでついそれで親しんでしまい、実際に読むのが遅くなった、苫野一徳さんの『教育の力』。 教育の力 (講談社現代新書) [新書] 苫野 一徳 講談社 20…
タイトル買いの一冊。人が集団になった時に、意識的かどうかに関わらず「手抜き」が発生してしまい、ベストのパフォーマンスを出せない現象「社会的手抜き」について、さまざまな社会的手抜きを紹介し、なぜそうなるのかを多様な心理学の…
※この小説の内容に言及しています。 ファンタジーの名作ゲド戦記を読み終えた。(ただ、外伝ドラゴンフライは読んでいないので、本編の全5冊だけ) ゲド戦記 全6冊セット (ソフトカバー版) [単行本(ソフトカバー)] アー…
歌人の河野裕子の乳がんの発見から最後の日までを、夫であり歌人の永田和宏が綴った記録。 歌に私は泣くだらう: 妻・河野裕子 闘病の十年 (新潮文庫) [文庫] 永田 和宏 新潮社 2014-12-22 ▼ 驚い…
In the Middle読書日記、約半年続いたこの読書日記も、今回でついに完結編。これまでの40を超えるエントリを、後で自分が参照しやすいようにカテゴリ別にまとめておこうと思う。 ライティング・ワークショップってそもそ…
お仕事系読書で、石井英真「今求められる学力と学びとは」を読んでいる。副題に「コンピテンシー・ベースの光と影」とあるように、いわゆるDeSeCoのキー・コンピテンシーやATC21sの21世紀型スキルや、授業への取り入れに対…
明治時代から昭和戦前期にかけて日本語と英語で詩を書いた異色の詩人、野口米次郎(ヨネ・ノグチ)関連の文献が、近年増えてきた。昨年には初めてのヨネ・ノグチ学会も開かれたそうだ。僕はかつて彼に関心があったので、「学生時代にもっ…