風越学園は2024年度から2025年度へ。「うそいつわりなく」働きたい。

2024年度が終わり、2025年度がはじまりました。僕は今年も定番の56LGスタッフです。それにしても年度終わりと年度はじめは色々とあった。今日は年度の切り替わりの雑文を。最初から自分の中で対話しながら書きたかったので、音声入力ではなくてキーボードで書いてます。やっぱり、音声入力よりもこっちの方が時間はかかるけどしっくりくるんだよね〜。

写真は元同僚のMさんと登った平尾山のふもとにある、平尾神社の鳥居。かつては山頂にあったそうだ。

2024年度の56LG スタッフ、解散!

3月中旬、僕は高熱で体調を崩して、子供達が登校する最後の一週間をほぼお休みしてしまった。そして、3月末には2024年度のLGスタッフが解散。最後は同僚のぱわー(力久聖也さん)の呼びかけで、去年もやった「お互いに言葉を送る会」を小さく開いて。最初にまず話し手がこの一年を言葉で振り返り、そして他のメンバーが「自分から見てその人がどうだったか」や感謝の言葉を送る。これを順番に全員分やるというシンプルなものです。でも、いい時間だったな。自分は今年、24年1月に再発した突発性難聴からくるめまいにちょいちょい悩まされて、国語はそりゃあ頑張ったけど、LGスタッフとしていいパフォーマンスができたかというと微妙なところもあった、  他のスタッフに頼り過ぎた、と正直思っている。でも、ぱわー、あず(栗山梓さん)、ふっしぁん(藤山 茉優さん)の3名から、この一年の自分について温かい言葉をかけていただいたのは、本当にありがたかった。ひと足先に退職して新天地に移動したざっきー(山﨑恭平さん)含めて、素晴らしい同僚に恵まれたいい一年だったな、としみじみ思った締めくくりだった。

2025年度の開始は、相変わらず冴えない….

そして2025年度のはじまり。詳しくは2023年度の4月に書いたけど、風越の年度の始まりは、毎年苦手で….。わいわいと盛り上がるスタッフたちから遠く離れて過ごし、それでもその声が気になって年休をとってお休みした初日。職場の人たちとのコミュニケーションを学ぶ研修で、講師とのやりとりに耐えきれなくなって研修途中で退席した3日目。今年も冴えない始まりだった。いつもこうなんだから、もう最初からお休みすればいいと思うけど、なんかあきらめきれなくて…でも、もういいかな(笑)

手放すための言葉を持とう。自分の弱さに向き合うことから始まった2023年度の1週間。

2023.04.08

こういう自分の苦手さは自分でもよくわかってるし、細かく書くことはしないけど、コミュニケーションへの不安から来る集団への疎外感と、自分の内面に踏み込んでこられることへの抵抗感なんだろうな、と思う。

「周縁」の人として、風越に貢献しよう

僕はときおりこのブログで、風越にいることの「苦しさ」も書いているが、でも、その苦しさを同僚が受け入れてくれているのがありがたい。それで、僕は風越で安心して働けている。もう6年目だ。

あえて書くと、僕は風越学園では「周縁」の人である。僕自身が教育よりも読み書きに関心があること、でも風越では教科がカリキュラムの中心でないこと、コミュニケーションに前のめりで「さあ、対話をしよう」的な風越の文化が苦手なことなども理由となって、僕は少なくとも風越という組織の「中心」にいる人ではない。特に「子どもを真ん中に」と言われると、つい「いや、はじめに自分ありきだから」と言いたくなる自分のスタンスは、ここ風越では明らかに傍流だ。

ただ、それは別に自分を卑下しているわけでも、風越という組織が嫌なわけでも、反発しているわけでも全くない。もちろん馴染めないこともあるけれど、周縁には周縁の味わいや楽しみもある。それに、組織で支配的な文化に時に違和感や疑義を呈するのは大事なことだし、周縁にいると、その縁(ふち)からも落ちそうな人に気づくこともあれば、同類相憐れむのか相手から声をかけてくれることもある。最初の一週間はそんなこともあって、周縁の人として、安定して周縁にい続けることの価値を感じたこともあった。自分は、「周縁」の人として、周縁から組織や周囲の同僚を支えていきたい。特に若い人にのびのび働いてもらいたいし、不本意な形で傷ついて職場を去る人がないようにしたい。

「うそいつわりなく働く」こと

ところで先週末は、退職した元風越スタッフのMさん(退職したので名前は伏せる)と、久しぶりに一緒に平尾山に登った。最近のことやこれからのことを話しているうちに、Mさんが「自分にうそいつわりなく生きたい」とおっしゃっていて、いい言葉だな、と感じ入った。自分も、自分にうそいつわりなく働きたいと思う。それは、自分の得意は得意として、苦手は苦手として、それぞれを認めつつ、その上で、自分の仕事を丁寧にしていきたいということだ。Mさんに紹介してもらった西村佳哲『自分の仕事をつくる』も今読んでいるのだけど、自分の手で自分の仕事をつくっていく、かりに与えられた仕事であっても自分の仕事にしていく人々へのインタビューに、勇気づけられている。

気持ちのアップダウンもあってそんなことも、考えながら、朝早く学校について授業教室となるroom00を整備してきた春の準備期間。でも、まだ肝心の授業準備は何もできていない。そろそろそっちにとりかかりたいところ…(笑)

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