軽やかに変われない自分に向き合って(年末のふりかえり)

2019年が暮れる夜の、振り返りのエントリ。仕事に生活に変化の大きかったこの一年。正直に言うと、今もまだもがいてます。

4月に前任校の母校を離れて長野県へ。環境の変化についてはそれなりに覚悟をしてやってきたつもりなのですが、今もまだ、エンジンをかけきれてない自分がいます。結局のところ、教員として必要な資質も、求められている役割も前の職場とは違うのに、それに対応する力が今の自分に足りていない、ということなのでしょう。できないこと。苦手なこと。心から楽しめないこと。そんな壁にぶつかることが多くて、軽井沢風越学園自体は挑戦的で楽しいプロジェクトに違いないのに、その中で軽やかに変われない「残念な自分」と向き合う日々が続きました。どうしたら自分が自分らしく楽しくいられて、国語科教員としての専門性も高めつつ、風越学園にも貢献できるのか。時々手応えを得たり、やっぱり落ち込んだりの試行錯誤は、四月に学校が始まってからもまだまだ続きそう。もうしばらくはそういう期間だろうなと思って臨むつもりです。

この一年、プライベートでも簡単な日記をつけていたのですが、いま読み返しても、苦しい声ばかり聞こえてくる。そのくらい、自分で自分のネガティブなところにフォーカスして、苦しめていた一年でした。でも、できないことにばかり向き合って、自分の強みやできたことを忘れないように。思えば、週1回は地元の小学校の授業見学に行かせてもらって、勉強になる発見もたくさんあった。小学生を相手に書くことを教えるってこういうことかな、という予感も得た。小学校免許の取得のための勉強も頑張った。私生活では新しく車を買って運転して、チェーンソーで丸太を切り出して斧で薪を作って、プールで定期的に1キロ泳ぐようになって….小さいことだけど、一年前の自分が聞いたらびっくりするようなことも、たくさん。暖冬暖冬と言われつつ東京よりずっと寒くて雪も降り、今朝は車で10分のスキー場で午前中だけ滑ってきて、リフトから見える八ヶ岳の山並みも楽しみました。こういう小さな発見も書き留めておけば、前に進む勇気になるかな。

書くことが書き手を励ますことも、くじくこともある。そんな微妙なラインの上で、少しおびえながら書いたこのエントリ。そんな感じで、かっこ悪くも新しい生活のただなかにいます。みなさま、良いお年をお迎えください。

 

 

 

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