最近、お仕事満載でちょっと疲労気味。ブログの更新頻度も落ちています。ライティング・ワークショップについても書きたいことがいくつかあるのですけど、それは後回しにして、今日は雑記。子ども二人を連れて神保町のブックフェスティバル&神田古本まつりに行ってきました。
目次
「古書の街・神保町」を見せたい!
古書の街・神保町。今日ここに行ったのは、古書店がこんなにたくさん並ぶ街があるのだ、ということを子どもに見せたかったからです。決して子ども向けの品揃えじゃないけれど、将来どこかで思い出してくれたらなーって。
ところが、興味の幅が狭い息子は…
ただ、ちょっとしたことで出発直前に機嫌を損ねた小4息子が、神保町行きを嫌がり始めます。「行っていいことあるの?」「なんか僕が行く意味あるの?」という調子で。
息子は興味の範囲が狭くて、「美術館に行こう」「映画に行こう」というときも「興味ない」「僕はいい」の一点張りで、自分の好きなものに集中したいタイプ。好きなものを持つのはいいけれど、興味の幅を広げるつもりがないのが、親としてはちょっと残念。ここは、「コップが下を向いていたら、いくら注いでも水は入らない」「なんでも意味がないという態度で接する人には、本当はどんなに意味があるものでも、意味がなくなってしまう」と言い聞かせて、無理矢理にでも連れ出します。
「押しつけられ上手」になってほしい
きっとありきたりな子育ての悩みなのでしょうけど、子どもの興味や意思をできるだけ尊重したいと思う一方で、意思を尊重してばかりではいつまでたっても世界は広がらないのも事実。そういうときに大人が「押し付ける」のも、ありなのかな、と思っています。
押しつけられたものでも面白がれてしまう人はよく伸びる。僕はそれを、勤務校の生徒を通じて知っているつもり。だから、子どもにも、「押しつけられ上手」「面白がり屋」になってほしいと思ってしまう。でも、それにはどうすればいいのか全然わからないし、そもそも前提としてこちらが本当に価値のあるものを押しつけているのか、という点にも疑問がある。
今日の彼の戦利品は…
というわけで、今日は「子どもの意思を尊重すること」「価値のある体験を押し付けること」のについて、ちょっと考えさせられました。なお、強引に神保町に連れて行かれた息子の今日の戦利品はこれ。
… なんというか、ブレないラインナップ(笑)。あるお店のブースで信玄かるたを発見した時点で、彼のテンションがむちゃくちゃ上がって、おかげでその後は楽しく過ごせたようです。かるたと本を購入してご機嫌で帰ってきました。しかし息子よ、その信玄かるた、実はAmazonで買う方が安かったことは内緒だ…。