一緒にアトウェルのIn the Middle第三版を読んだ小学校の先生てるさんのブログのリンクから、甲斐崎さん(KAIさん)のブログ「もぐらのさんぽ」へ。そこで見た「三者面談」の記録がすごかった。
三者面談、学級通信、リーディング・ワークショップ…参考になることたくさん
「三者面談」の検索結果 (「もぐらのさんぽ」より) |
子どもが自分の学習を親にプレゼンするという形での三者面談、これ、アトウェルの学校でやってる評価カンファランスと同じだなあ、と思う。
おまけに、KAIさんの保護者向けの学級通信も読み応えがある。保護者の方への説明責任を果たすという意味もあるのだろうけど、レクチャーになってる。子供の姿を三者面談で伝えると同時に、その背後にある教師のポリシーを伝えることも、大事なこと。
保護者への情報の共有と発信という点では、ほぼ毎日交換日記のようになる保育園がずば抜けていて、小中高大と学年が上がるにつれて情報は共有されなくなっていく。以前は「それが当たり前」「子供の自立のため」「学校に任せて」と思っていたけど、今はそれは間違いだったと思う。
自立することや学校を信頼してもらうことは、親への情報をシャットアウトすることではない。親は自立の阻害要因じゃないんだから。場合によっては要因にもなりうるけど、最終的には子供の自立を誰よりも願っている(親の自分が死んだ後も元気で生きて欲しいと願っている)のは親であるケースがほとんどだと思う。信頼して任せてもらうためにも情報を共有することはとても大事。自分も帰国したら担任が待ってると思うのだけど、保護者の方向けへの発信をどうするか考えないと。(きっと、このブログの時間を割くのだろう)
他に、KAIさんのブログでは始めてから6年目になるというリーディング・ワークショップの記録や、「児童がおすすめする児童書」という記事も拝見して、やはり自分ももっと「中学生や高校生が読む本」を読まないとという思いを新たにする。
小学校の先生たちから学べること
てるさん、KAIさん、大学に移ったけど岩瀬直樹さん、そして僕がよく参加する横浜の「大人のブック・クラブ」の先生たち。みんな小学校の先生である。自分が小学生の時は「小学校の先生なんて大したことない」(校種が上に行くほど偉い)と思っていた。まあ先生への不満も色々あったのだけど、あれは端的に言って当時の僕が不遜な子だったし、なんといっても生徒から見えるのは先生の仕事のほんの一部分なのであった。だから、大人になって、同じ職業人として尊敬できる小学校の先生たちを知ることができたのは、僕の偏見を修正する上でもとてもよかったと思う。教科担任ではないということもあるのか、校種が下に行くほど子どもをよく見ている先生が多い印象で、そこから学べることがたくさんある。