英詩と風景を楽しめるDVD『英詩紀行』(全6巻)

今日までインフルエンザで休暇取得中です…。高熱や痛みは治まり、むしろなぜか平熱よりもかなり低くて戸惑うくらい。熱がおさまると今度は一部屋で布団を敷いて軟禁状態なのが若干辛い。妻が部屋が食事を運んでくれるのは大変ありがたいけど、その都度「食事だ!、24601」とか言ってくるので囚人気分も増す。

山積する仕事(期末試験関係)も家では進められないし、読書という気分でもないので、この際だからたくさん寝て、起きている時間はDVDや動画を見ていた。せっかくなのでご紹介。

数日かけてメインで見ていたのは、何年も前に買って放置してたDVDセット「英詩紀行」。一気に全6巻ぶん。



ロマン派の詩人たちを中心に、有名詩人の生涯や作品を紹介したDVD。紹介される詩人は20人、作品は30編。ちょうどいい分量だと思う。彼らにゆかりのある土地の美しい風景も堪能できる。

自分にはちょうどいい入門的内容で、旅行気分も味わえる。いちばん興味深かったのは湖水詩人たちの人間模様。特に「ワーズワースのことが大好きすぎるコールリッジと、そのコールリッジを支えるサウジー」という構図は、すでになんかの素材になってそうだな…。

あと、このDVDの影響で、YouTubeでエヴァ・キャシディのMy Love is Like a Red, Red, Roseとスーザン・ボイルのAuld Lang Syne(歌詞はどっちもスコットランドの国民的詩人ロバート・バーンズの作)を聴いた。歌声を形容する表現に乏しいんだけど、どちらもとても素敵。何度も聴いてしまう。

これ聴いてたら、そういえば日本でも北原白秋作詞の童謡を由紀さおりが歌ったり、近現代詩が色々な合唱曲で歌われていたりするのを思い出して、そういう切り口で詩を読んでいったらどうだろう、という気になってきた。音楽の先生に相談かしら。

イギリスの名詩と風景を楽しめるこのDVD、昔の自分がなんで約3万円もするこのDVDを買ってたのかよくわからないくらい放置してたのだけど、いまアマゾン見たら無茶な値段(約20万円)の中古品しかなくて、びっくり。買っといてよかった。 お薦めだけど、ヤフオクか、運良く公共図書館にあれば、という感じでしょうか。

この記事のシェアはこちらからどうぞ!