[読書]生きた物語がたちあがる。原田マハ『暗幕のゲルニカ』
ピカソの巨大なキャンパス画「ゲルニカ」は、僕に取ってなじみの薄い作品だった。ぎょろりと剥いた大きな目を持つ牛。バラバラになった手足をありえない方向に伸ばしている人々。奇妙というよりも醜い印象を受けたその絵は、僕の中で「ス…
ピカソの巨大なキャンパス画「ゲルニカ」は、僕に取ってなじみの薄い作品だった。ぎょろりと剥いた大きな目を持つ牛。バラバラになった手足をありえない方向に伸ばしている人々。奇妙というよりも醜い印象を受けたその絵は、僕の中で「ス…
高校の現代文は、パラグラフ・ライティングで小論文を書く授業。来週には下書き提出というところだ。ここ一・二年が特にそうなのだけど、作文の授業では「こう書くのが正しい」という言い方よりも、「書くプロセスは個人により様々だから…
「ピアノで食べていこうなんて思ってない」「ピアノを食べて生きていくんだよ」。物語の後半、高校生の和音が表明した決意の言葉に、ぞくっとした。たぶん、多くの読者がそうだろうと思う。そんなピアニストたちを陰で支えていくピアノの…
昨日、電車でこんな車内広告を見つけた。うーん、なんだか僕には日本語がわかりにくいぞ…。ということで、今日のブログはこの広告について。 [ad#ad_inside] まずはこの広告の文章を番号をつけて転載しよう…
今日は仲間内の勉強会だった。その帰り道、他校の先生と「探究型学習のテーマ探しをどう指導するかって難しいですよね」という話になった。このテーマ探し、「◯◯について」という形で済ませて先に進んでしまうと、問題がぼやけてしまっ…
以前に読んだ『また、同じ夢を見ていた』の住野よるのデビュー作。2016年本屋大賞の第二位作だし、生徒も読んでいるので読んでみたのだけど、うーん、なんというかこう、男子校出身アラフォーが読むには甘酸っぱすぎる小説だった(笑…
今日は外部から小学校の先生たち合計3名が見学に来校。行事前でどうしても一区切りつけざるを得ず、ドタバタに詰め込んでしまったダメダメな授業だったのだけど、そんな中でも考えさせられることがあった。 [ad#ad_inside…
無藤隆さんが「保育Lab」で連載していた「ときがたり 質的研究入門」が完結したそうなのでお知らせします。 ときがたり 質的研究入門 https://sites.google.com/site/hoikulab/home/…
以前に下記エントリで書いたDissertationの結果が返ってきました。評価はDistinction(優)! ということで自己満足エントリを手短に。 これで、これまでの四つの課題と合わせて、一年間の留学中の全ての課題で…
結論から書くと、この本は僕にとってとても良い本だった。だから、僕と似ている人にこの本を薦めたい。つまり、学術的な裏づけも意識しつつ授業をしたい国語科教員や、国語科の領域をフィールドにした研究に関心のある国語科教員にはうっ…