「作家の時間」の初期によく言う「それは◯◯じゃないよ」というセリフ

今日は短く、ちょっとしたクイズです。作家の時間が始まったばかりのこの時期、僕が子供たちによく言うセリフがあります。それは一体何でしょう?

写真はGW中に見られた浅間山。頂上付近に今シーズン最後の冠雪があります。いまはもう雪も溶けて、すっかり夏山模様です。

正解は「それは僕が決めることじゃないよ」でした。どんな状況でこのセリフを言うのかというと、この時期、子供たちが書きかけの作家ノートや完成した原稿用紙を僕に持ってきて、「あすこま、これでいい?」と聞いてくるんですね。それに対して僕がよく返すのが「それは僕が決めることじゃないよ」なのでした。

もちろん、年度が変わって新しく僕の授業を受けるようになった子が、最初の作家の時間でこれで良いのか不安になる気持ちはよくわかります。背中を押して欲しい気持ちもあれば、もしかしたらもっとよくしたくて聞いている場合もあるでしょう。

それでも、僕はその気持ちには「あえて」寄り添わないタイプです。書いた文章がこれで良いのかどうかを決めるのは書き手である、と言うのは、僕にとってゆずれない大原則だからです。だから必ず最初に「それは僕が決めることじゃないんだよね」と伝えます。もちろんそうやって突き放した後で、自分の感想を述べることや、ここが良いなと思ったことを伝えるのはやぶさかではなくて、実際にはそうしているのですが。

この「これでいい?」と言う問いかけは、夏休み前まではしばしば聞かれます。でも、僕の対応に慣れてくるのか、秋以降はほとんど聞かれなくなります。だから、「それは僕が決めることじゃないよ」も、この時期だけのセリフなんですね。

まだ始まったばかりの今年度の「作家の時間」を振り返って、そういえば、今年もこのセリフを言う時が来たなぁと思って、メモがわりに書いてみました。皆さんの中にも、この時期だけよく言うセリフと言うのはあるでしょうか?あったら教えてください。

 

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