[資料]勉強になります、国立国語研究所言語学レクチャーシリーズ(試験版)

今日はTwitterで知った有益情報。国立国語研究所が「言語学レクチャーシリーズ」という動画をYoutubeで公開しています。国語教師にもお馴染みの言語学の研究者が、非専門家に向けて、言語学の基礎的な内容を講義してくれています。日本語学出身の国語教師にとっては基本的内容なのでしょうけど、僕のような人にはありがたい講義動画シリーズです。是非どうぞ。

石黒先生、野田先生の動画が見られます

石黒圭さんの「日本語の接続詞」は、文章、独話、対話における接続詞とその用法についてのレクチャーです。接続詞という発想を話し言葉にも広げて、そこでの代表的な接続詞の機能について説明しているのが新鮮でした。

 

野田尚史さんの「日本語の語順」でも、よく「語順が自由」と言われる日本語において、どういう要素で「『自然だな』と感じられる語順の違い」が発生するのかを説明してくれています。

こちらも有益!この先生たちの本

石黒圭さんといえば、国語教師にも役立つ本を次々と書かれている方。おそらく国語教師の中でも一番有名な方でしょう。僕も何冊も持っています。

窪薗晴夫さんは、オノマトペなどから日本語の音韻的特徴を探る入門書を多く書かれていますよね。岩波科学ライブラリーやジュニア新書はとても面白かったです。

野田尚史さんは、日本語学専門の方にはおなじみの方のはず。僕はあまり専門的な本は読んでおらず、「は」と「が」の本を中心に数冊程度。

前川喜久雄さんは日本語コーパスの開発に関わられた研究者の方(専門は音韻学)。前川さん自身の一般向け著作は多くないものの、鈴木一史さんや田中牧郎さんなど、同じチームの方たちがコーパスを用いた研究成果を一般向けに書いてくださっていますね。

こういう先生方のレクチャーが受けられる国立国語研究所「言語学レクチャーシリーズ」、なんとお得なんでしょう。GW中にもういくつか見てみたいと思います。

 

 

 

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