「いいね」と言うのではなく、両手で花をつくる。物語に入り込む関わり方。

軽井沢風越学園は、開校前の今年度も、認可外保育「かぜあそび」を実施しています。中軽井沢駅からほど近い鳥井原の森の中での保育。幼稚園教諭免許や保育士の資格を持つスタッフを中核としながら、資格を持たない小学校・中学校のスタッフも、経験を積むために交代で参加中。僕も金曜日にようやく初参加してきました。その感想を手短に。

蝶を作って遊ぶ女の子に、どう関わる?

自他ともに認める超インドア派の僕。屋外で一日過ごすだけでも「大丈夫なんだろうか…」と不安になるのだけど、スタッフの応援にも支えられて、とりあえず無事に一日を乗り切りました。反省点は多々あるけど、今日は一番印象的だった素敵なエピソードを。

午後、ある女の子さんが紙で蝶々を作って、その蝶を手で持って遊んでいました。僕もその様子を見て、「わあ、かわいいねえ」と声をかけたほど微笑ましい様子だったのだけど、彼女がその後でまたひらりひらりと行く先に、一人の保育スタッフがいました。さて、その保育スタッフは彼女にどう反応したでしょう?やっぱり「素敵だね」のように褒めた?

物語の世界に入る、物語の世界に誘う

その保育スタッフは、すぐにしゃがんで、手で花の形を作ったんですね。そこに、女の子の蝶が止まれるように。この場面、とにかく素敵で、この日のハイライトでした。僕の「かわいいねえ」は評価の言葉。保育スタッフは評価の言葉をかけるのではなくて、女の子のいる物語の世界に一緒に入る、もしくは、女の子に物語の世界を提示して誘ったわけです。

こういう関わり方、いいなあと思いました。女の子の生きているファンタジーの世界に一緒に入ってしまったり、彼女にファンタジーの世界を提示する関わり方。蝶を作った女の子にとって、これほど素敵な肯定の仕方はなかなかないと思う。いつかごく自然に、こういうことができるといいな。

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