新しいチャレンジです、地元の小学校での授業支援

「開校までの一年、いったい何をやって過ごしてるの?」と思われてそうな軽井沢風越学園のスタッフですが、いやいや、何かと忙しく過ごしています。ただいまは、今週末の学校づくり途中経過報告会の準備に真剣勝負中。そんな中で、僕にとって今年の大きな継続的チャレンジが「地元の公立小学校の現場に入る」こと。

地元の小学校との連携

実は風越学園には連携している地元の公立小学校があります。その学校の先生が風越学園に派遣されたり、逆に風越の若手スタッフがその学校で先生の経験を積ませてもらったり、合同の研修会を開いたり。その連携の推進が僕の仕事の一つ。毎週1回はその学校を訪問して、朝の会などから子どもの様子を見たり、授業を参観して後で振り返りの時間を持ったりしています。

授業に入るのが楽しい!

この仕事が、とても勉強になってます。もともと僕はずっと中高だったので、小学生相手の経験値がゼロ。そして、どちらかというと教科の専門性に軸を置く中高の教員に対して、子どもの実態把握に軸を置く(あと単純に子どものことが好きな先生が多い)小学校教員の見方を聞くことも、とても勉強になる。

何より、僕がフィードバックをしている、その公立小にいる風越の若手スタッフが素敵。僕は、主にライティング・ワークショップとリーディング・ワークショップの時間を参観して助言しているのだけど、修正の早さなどの柔軟性、一人ひとりの子どもをよく見てる感じ、こちらが教えたことの吸収力、自分の軸を持っているところ、子どもにちゃんと謝れるところ、いずれも素敵な若者です。日々の振り返りを読んでも、教えるよりむしろ教えられることが多い。

こういう人の成長を間近で見られるはとっても楽しい。おかげで継続的に授業で面白い場面をたくさん見させてもらっている上に、フィードバックのとても良い練習までさせてもらっているありがたさ。この一年は自分の「現場」を持たない僕にとって、毎週の小学校訪問がとても大事な時間になっています。

この一年、良い経験を積みたい

入っているクラスでも、ようやく子どもたちの輪の中に入って色々と話もできるようになりました。さらにありがたいことに、完全に「外様」の僕に対しても、声をかけてくださる先生方が校内に何人もいらっしゃいます。みな、生徒のことをよく見ている、熱心な先生ばかり。今日はある先生から「スイミーの取り扱いについて、ずっと指導書通りにやってきたので、何か良いやり方はないか」と質問をいただいて、ちゃんと実践史を調べなきゃと張り切っているところです。

この学校との関係は、風越にとって大きな存在。どちらの学校にもメリットがあるように、そして僕個人も多くのことを学べるように。毎週の訪問を、大事に過ごしたいと思っています。

この記事のシェアはこちらからどうぞ!