10連休のゴールデンウィーク、皆さんはどう過ごされましたか。最終日の今日、僕は東京方面でお仕事。リーディング・ワークショップの研修会をしてきました。
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初めてのRW研修、試行錯誤しての準備でした
実は、リーディング・ワークショップの研修会を開くのは初めて。僕のリーディング・ワークショップはブッククラブなどのアクティビティを行わない「ひたすら読む」活動が中心なので、どういう風にプログラムを組むか、けっこう悩みました。同僚でリーディング・ワークショップや研修経験豊富なKAIさんにも、これまでの研修でどんなことをされていたのか教えてもらったりして、4月後半からGWまで、結構な時間をこの準備に使った気がします。
やはり圧巻、アトウェルのカンファランス
最終的に、多読がどのように読む力の向上に寄与するのかという「理論編」を入れたのが、僕らしいところかな? あとは、ブックトーク、点検読書などの体験を入れたり、『イン・ザ・ミドル』のナンシー・アトウェルのカンファランスを分析してみたり。レクチャーとアクティビティを組み合わせての時間でした。こういうの、自分の整理にもなるのでありがたい限り。参加された皆さんも非常に前向きに取り組んでくださって、支えられました。
この研修の中で気付いたのは、ナンシー・アトウェルのカンファランスの凄み。何気ない台詞の中に、入念な準備と情報が詰まっていることをみんなで確認して、改めて「化け物だなあ…」と思いました。『イン・ザ・ミドル』をお持ちの方は、ここ、よかったら再読してみてください。
小学校の教材をちゃんと読みたい…
研修の中では、小学校の教科書教材でミニレッスンを考えるワークもやったのですが、これ風越学園でもやりたい! 読む側が読みの視点を複数持っていると、作品の魅力を色々な角度から語れるようになるし、それは生徒の作文の魅力を発見することにもつながる。だから「文章の良さを語れる着眼点」はとても大事。これを持っている人がライティング・ワークショップやリーディング・ワークショップやると、ミニレッスンやカンファランスの質が変わると思うなあ…。僕もこういう視点で小学校の教材をちゃんと読んでいかなくては。
まずはやってみることから
リーディング・ワークショップはライティング・ワークショップよりも精神的な敷居が高いようです。放置しているよう、何を教えていいのかわからない…そういう面もあるのでしょうね。そういえば、自分も最初にリーディング・ワークショップに取り組んだときは、邪魔をしているようでカンファランスができなかったのでした。最初は、「朝の読書」拡大版でもいいので、一歩を踏み出してみること、大事。そろりと初めて、次第にカンファランスに力を入れていけばいいのだと思います。そんな自分の過去を思い出したことも含めて、僕も学ぶことの多い機会でした。参加された方、丸一日の長時間、ありがとうございました。お互い明日から頑張って仕事しましょう!
参加された方の感想
あすこまさんの、リーディング講座に行ってきました!
http://hiwahiwa3.hatenablog.com/entry/2019/05/09/055344
ご感想、ありがとうございます!