10代前半にちょうどいい!? 説明・評論文シリーズのブックリスト

どこでも似た話があると思うけど、僕の勤務校でも「説明文や評論文は苦手!」という生徒が少なくない。先日、岩波ジュニア新書を手にとって「小説は読むけどこれはちょっと…」という子がいたので、「岩波ジュニア新書でも抵抗感のある子に薦められるシリーズってなんだろう?」とTwitterでお尋ねしたところ、プロフェッショナルの司書の皆さんから色々とご助言いただいた。せっかくなので、10代前半(小学校高学年〜中学生)向けの説明文・評論文系シリーズのブックリストとしてまとめてみよう。

出版社によりウェブサイトの整備状況が様々だったので、リンクはすべてアマゾンに貼ることにしました。

まずは定番? 新書の「岩波ジュニア」と「ちくまプリマー」

「10代向けの説明・評論のシリーズ」としてまず素人の僕でも頭に浮かぶのは「岩波ジュニア新書」と「ちくまプリマー新書」のシリーズ。

岩波ジュニア新書

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[amazonjs asin=”4005006299″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”カラー版 インド・カレー紀行 (岩波ジュニア新書)”] [amazonjs asin=”4005002765″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)”]

ちくまプリマー新書

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[amazonjs asin=”B06ZZLSRD3″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”人はなぜ物語を求めるのか (ちくまプリマー新書)”] [amazonjs asin=”4480687653″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”民主主義という不思議な仕組み (ちくまプリマー新書)”]

どちらも、ぼくにはとても馴染みのあるシリーズ。本当に易しいものもあれば、中には「これ高校生でも難しいんじゃ…」と思うものもあって、星印などで難易度の目安がほしいところだけど、僕が授業で紹介するのはこのどちらかであることが多い。ある司書さんは、「章ごとに内容が分かれているのもあるので、その一つだけでも読んでごらんと薦めることも」とおっしゃっていた。なるほど、ちゃんと読まないとできないことだけど、さすが…。

大きめで読みやすいシリーズ

新書だとどうしても文字が小さく、厚さも厚めになる傾向があるので、それに抵抗がある生徒向けには、選書サイズ(四六判ソフトカバー)を薦めるのも良いのかなとも思う。この分野は今後僕も開拓しなくては…。

よりみちパン!セ

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[amazonjs asin=”4781690645″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”ロボットは東大に入れるか (よりみちパン! セ) (よりみちパン!セ)”] [amazonjs asin=”465207803X” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”いのちの食べかた (よりみちパン!セ)”] 理論社から出てイースト・プレスが復刊した「よりみちパン!セ」シリーズは、「王道」の岩波やちくまプリマーよりも、ちょっと視線をかえたテーマや切り口のものが多い。新しい刊行は少ないのがちょっと残念。

14歳の世渡り術

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[amazonjs asin=”4309616569″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”暴力はいけないことだと誰もがいうけれど (14歳の世渡り術)”] [amazonjs asin=”4309616801″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”戦後日本史の考え方・学び方: 歴史って何だろう? (14歳の世渡り術)”] 河出書房新社の「14歳の世渡り術」シリーズは、比較的初期のものを何冊か読んだことある程度。教えていただいて、「あー、そんなシリーズあったな」と思い出した。最近のはほとんど読んでないから目を通したいな…。

世の中への扉

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[amazonjs asin=”4062870231″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”想像力のスイッチを入れよう (世の中への扉)”]

このシリーズは読んだことがあるの上記の一冊だけ(ちなみにタイトルは光村の教科書のと同じだけど、内容はちょっと違う)。タイトルを見ると理系の生徒が興味を持ちそうなのもあるから、今後開拓しないといけない。

15歳の寺子屋

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[amazonjs asin=”4062176807″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”15歳の寺子屋 ゴリラは語る”]

こちらのシリーズも上記の一冊だけしか読んでない。「世の中への扉」と「15歳の寺子屋」はうちの図書館にも少ない気がするから、司書さんにもチェックをお願いしようかな…。

ちくまプリマーブックス

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[amazonjs asin=”4480041060″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”ふしぎなことば ことばのふしぎ (ちくまプリマーブックス)”] [amazonjs asin=”4480041508″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”日本の歴史をよみなおす (ちくまプリマーブックス)”] シリーズとしては終わってしまったけど、ちくまプリマーブックスは好きでした!内容もどちらかというと中高校生向けで充実してたと思う。まだ買える本もあるけど、本当はこのシリーズがまだ続いててほしかったな…。(一部の本はちくま文庫で再刊しているみたい)

意外?絵本「たくさんのふしぎ傑作集」シリーズ

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[amazonjs asin=”483401679X” locale=”JP” tmpl=”Small” title=”ダーウィンのミミズの研究 (たくさんのふしぎ傑作集)”] 意外なところでおすすめされたのが福音館書店から出ている絵本「たくさんのふしぎ」シリーズ。僕も科学館で子どもと一緒に読んだ記憶がある。なるほど、読書に抵抗のある子にはいいかもしれない。とある国立中学校でも使っているとのことだし、易しすぎてダメということはなさそうだ。ものを選んで学校図書館に置いてもらってもいいかも?

シリーズではないけれど

最後に、「シリーズではないけれど」と教えていただいたのがこれ。国語教科書界の雄・光村図書は、過去に教科書に採録された文章のアンソロジー「光村ライブラリー」というのを編んでいるそうだ。このうち、中学校編の第4巻が説明文を集めたものにあたる。

[amazonjs asin=”4895283720″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”光村ライブラリー・中学校編 4巻 フシダカバチの秘密 ほか “]

なるほど、こんなのもあるんだなあ。教科書の文章=短い文章が多いわけだし、強制されるのでなければ、良い出会いになるかもしれない。

これらの本が生徒たちの読書の世界を広げる窓口になればいいな。教えてくださったみなさま、ありがとうございました!

補足)後日の追加ぶん

この「中学生の質問箱」っていうシリーズ、まだぱらぱらめくった程度だけど、文字も大きくて読みやすそう。要チェックです。

中学生の質問箱

[amazonjs asin=”4582836143″ locale=”JP” tmpl=”Small” title=”生まれてくるってどんなこと? あなたと考えたい生と性のこと (中学生の質問箱)”]

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