イースター休暇のはじまり。卒業生に遊んでもらう子供たち
子供たちの学校も2学期が終わり、イースター休暇。イギリスの大学に進学した勤務校の卒業生が、同じイギリス在住ということもあってエクセターの我が家に泊まりに来てくれた。おもてなしするつもりが、彼は子供たちとレ・ミゼラブルのDVDを一緒に見て歌ってくれ、読み聞かせをしてくれて、ブランコで遊んで、ピアノの素晴らしい演奏を聴かせてくれて、チェスにも付き合ってもらって、ハリー・ポッターのクイズをたくさんしてもらって…と、子供たちがたっぷりと一緒に遊んでもらった2日間になった。子供達は「お兄ちゃん」と呼んで、歩いて移動する間もずっと左右を離れなかったほどだ。
最後に駅に見送りに行く時も、「愛情に溢れたお子さんたちですね」と言ってくれたのが嬉しかった。そうか、そんな愛情に囲まれた日々を過ごしているのか、わかってなかったけど、感謝しなきゃ。
残り半年、子供たちと過ごすエクセターでの日々
こちらに来てから、子供達と過ごす時間は確実に多くなった。だって、毎日の朝食と夕食を一緒に食べられるんだから。そして、イギリスの小学校は必ず親が校門まで連れて行かなくてはならないので、学期中は毎朝、子供達と手をつないで、歌を歌ったりおしゃべりをしたりしながら、自然豊かな環境の中を40分ほど一緒に歩いて小学校に連れていく。日本では仕事に忙しく、子供たちが寝てから帰宅することも少なくないので、こんな贅沢、他にはない。
娘(10歳)は、大切なお友達との別れもあったりしながら、最近はめきめきと英語の力を伸ばして、春学期の修了の日には校長先生から賞をいただいた。こちらに来る半年前まで全く英語を書いたことのない子が、今ではノート1枚分もの英文を書けるようになったのだから、それはすごい。
息子(7歳)も、色々と小さなトラブルはありつつも、何でもすぐに忘れる強みを発揮して、屈託なく同じフラットの子達と一緒に遊んで、また大人ともチェスで遊んでいただいている。子供たちの公立小学校は先生も肩の力が抜けていて、宿題は週に一回だけだし、日本と比べて「みんなと一緒」を要求されることも少ないので、学校でも楽しく過ごせているようだ。
イースター休暇が終われば、イギリスでの学校生活も残り3か月。夏休みを挟んで9月からは、狭い日本のお家と、宿題が毎日出る日本の小学校が待っている(笑)。せめて、「毎日の夕食を一緒に食べる」は日本でも継続したいな。現実的に毎日は無理でも、週に5日くらいが目標。
子供たちが巣立っていくのはあっという間だ。それはわかっているけど、卒業生が改めて気付かせてくれた「愛情に囲まれた日々」、もう少し続いてくれますよう。