ナンシー・アトウェルの学校CTLのインターン参加日があと2か月と近づいてきた。インターン期間中にアトウェルご本人にも会えるらしいことがわかり、せっかくなので先方から指定された課題資料より先にまずはこちらを読むことに。アトウェルの代表作 In the Middleの初版(1987年)だ。
In the Middleの初版(1987)を大学図書館で発見!
もう30年近く前の本なのだが、ラッキーなことに、エクセター大学の図書館にあった。彼女は初版から第二版(1998)を出すときに70パーセントを書き換え、そこからさらに第三版(2014)で80パーセントを書き換えているので、以前にこのブログで連載していた第三版とは、結構内容が違うと思う。第二版では、第一版の頃の自分をファシリテーター的だったと振り返っているけど、実際はどんなものなのか、読んでみたい。
他の課題にも追われているので、ざっと2月中に読むことが目標。あまり詳しい感想は書けないと思うけど、初期の頃のアトウェルがどんな風に考えていたのか、知るのが楽しみ。
3つの表紙とサブタイトルを比較してみる
とりあえず表紙の印象だけ書くと、写真が白黒でアトウェルが若い!この当時、アトウェルは30代半ばらしい。ちなみにサブタイトルを比較すると、
第一版:Writing, Reading and Learning with Adolescents
第二版:New Understanding About Writing, Reading, and Learning.第三版:A lifetime of Learning About Writing, Reading, and Adolescents.
とそれぞれ微妙に違うのが面白い。第一版は、with Adolescentsとwithがついていて、生徒たちと一緒に書き、読み、学ぶ姿勢を強調しているのが特徴的かな? 第二版はその理解を更新して、第三版は人生の総決算的なものを感じさせる。
ということで、この土日から読書を始めて、2月いっぱいまでIn the Middle初版の感想記事を中心的に書く予定ですので、作文教育に興味のある方はよろしくお付き合いのほどを。