ここ最近、iPhone4sをなくしたり、Macbook Proが壊れたり、英語力の不足で授業には十分ついていけなかったりと、気分が落ちこむことが多かった。でも今週は、Macbookの修理が完了したり、大学のインターナショナル・ランチパーティーで、朝5時半おきして作ったミニおにぎりが人気になったりと嬉しいことも。ちなみにMacbook Proの修理、AppleCare Protection Planに入っていたおかげで無料。通常なら£560=10万円超かかってたし、モニタが新しくなって帰ってきたので、なんだか得した気分。
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そして何より、入居して一ヶ月半、ついに安定してお湯が出るようになった!下のエントリで書いたように、バスルームのお湯が安定して使えないというのは、入寮以来のあすこま家の大問題。
この問題、入居当時から大学側と工事担当者の対応が鈍くて、担当者に伝えると言っては音沙汰なし、明日修理に来ると言ってはこない、また修理の人が来ても結局直らない状態が続いていた。
一番許せないのは、「何日何時に工事の人が来る」と約束しても、その約束の時間に当たり前のように来ないこと。文句を言うと何の詫びもなく「ではまた明日以降で予約してくれ」としれっと言われる。こちらの英語力不足のせいにされてはたまらないから、途中から口頭だけでなく申し入れ書のコピーを2部用意して、お互いに同じものを保管する形式でやり取りを進め、加えて「担当者が約束の時間に来なかった」「来たけど結局直ってない」「今日も子供がシャワーを浴びている途中に水になった。このままでは風邪をひく」「これで訴え続けて一ヶ月だ、なぜこんなに対応が鈍いのか、私には考えられない」と、大学担当部署にほぼ毎日メールを送り続けることに。日本の感覚だとやりすぎかと思ったが、正直、ここまでしてようやく相手の上司が出てきて、本気になってくれた感じなのである。
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実はこの間、お湯に加えて、もう一つの問題もあった。家に洗濯機がないことである。最初は個人寮の棟にコインランドリーがあるので「それを使えってことかな、高いけど仕方ないな」と思っていたが、なんと他のご家族との雑談の中で、洗濯機がある家もあることが判明。すべての家族寮は同じ仕様だから、つまりどの家にも洗濯機を設置できるはずなのだ。
同じ規定の料金を払っているのにこれはおかしいと、他の洗濯機がない家にも呼びかけて、複数の家から「大学は洗濯機をすべての家に設置すべきである」陳情を行った。これが功を奏して、昨日、家族寮のすべての家に洗濯機が設置されることに。じゃじゃーん!
性能は日本の洗濯機にはるかに劣るけど、頑張って獲得したから嬉しいよ。
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実はこの2つの件で大活躍してくれたのは僕の妻。典型的な「日本型受験秀才」な彼女は、英語の読み書きはできて、話す聴くは苦手な模様。正直、イギリス人スタッフの言うことは僕よりも聞き取れていない。のだが、きちんと要求を通して泣き寝入りしない。
相手の言っていることがわからなければ「私は英語ができないので、もっとゆっくり言って欲しい。これくらいだ」と強引に会話ペースを落とさせる(実際、こっちが英語が出来なかろうが相手はゆっくり話してくれないし、悪い場合には、早口でまくしたてて勢いで押し切ろうとする人もいる)。確実性が必要なところでは事前に書いた文章を使って確認をする。さらに以前からのやり取りを日付ごとに記憶・記録して、相手の言うことが前後で異なると、しっかり指摘して話をずらさせない。
こっちでは子供服がぴったりなくらい小柄で、日常的に全く英語を使わない日本人女性である彼女が、初めての海外滞在で、英語をあまり聞き取れない状態で、それでも大柄なイギリス人男性スタッフ(時には複数)を相手に気合で負けず、ここまで頑張ってる。気合で負けないって本当に大事。
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こうして、10月も終わりに近づいて、ようやく安定したお湯の供給に洗濯機と、生活上の大きな問題が解決した。特に洗濯機の件では、他のご家庭から「あすこまさん家のおかげで洗濯機が我が家にも来ることになった」と感謝されたのも嬉しい。今回の件、いまなかなか十分な時間を家庭に使えないだけに、月並みだけど妻には本当に感謝したし、これだけサポートされてるんだから出来なかろうが何だろうが勉強頑張らないと、と強く思う。ということで今はのろのろと亀の歩みで、来週期限の提出課題に取り組んでおります…。
給湯設備に洗濯機と、よかったですね。五歳の息子とエクセター移住するため、ブログを参考にさせていただいています。イギリス生活がんばってください!
お子様とエクセター移住とは素敵ですね! エクセターはちょっとロンドンからは遠いですが、田舎すぎず都会すぎずで本当に住み良い街だと思います。ぜひ楽しみにしておいでください。
何か移住に関連してこちらがお手伝いできることありましたら、メールアドレスとお名前(メールの場合は私も本名にしますので…)をコメント欄に書いていただければ、今後メールでのやり取りもできます(もちろんコメント欄は非公開にし、その後削除します)。私も留学する前に住居や子供の小学校のことで、昨年住んでいた日本人の方に色々と助けていただいていたので、何かあればお互い様ということで、ご遠慮なく。